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この項目では、2020年4月に設立した企業について説明しています。その前身の企業については「レイセオン」をご覧ください。 |
RTX コーポレーション(英語: RTX Corporation)、旧レイセオン・テクノロジーズ (英語: Raytheon Technologies Corporation)は、アメリカ合衆国バージニア州アーリントンに本部を置き、防衛・航空宇宙事業を展開する多国籍企業である。
概要
2020年4月に設立時の社名はレイセオン・テクノロジーズであったが、2023年7月にRTX コーポレーションに変更した。ニューヨーク証券取引所のティッカーシンボルはRTXである。本社はバージニア州アーリントンに所在する。
主な事業内容は、航空機エンジン、アビオニクス、機体、サイバーセキュリティ、ミサイル、防空システム、そして無人航空機である。航空宇宙・防衛産業を代表する巨大軍需企業であり、その収入の多くはアメリカ合衆国政府の軍事予算から請け負っている[3][4]。売上高・時価総額ともに軍需産業でトップクラスである(同業他社は、ボーイング、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、ジェネラル・ダイナミクスなど)。
事業部門は、コリンズ・エアロスペース、プラット・アンド・ホイットニー、およびレイセオン(旧Raytheon Intelligence & SpaceおよびRaytheon Missiles & Defense)の三つからなる。
歴史
レイセオン・カンパニー
ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーション
レイセオン・テクノロジーズ
レイセオン・テクノロジーズは、ユナイテッド・テクノロジーズ (UTC) の航空宇宙事業部門とレイセオンが経営統合し、2020年4月3日に設立された。統合前に、UTCは オーチス・エレベータ・カンパニーとキヤリアをスピンオフさせている。UTCが名目上の存続会社だが、その本社は旧レイセオンの本社を引き継ぎマサチューセッツ州ウォルサムに所在していた[5]。
初代CEOは、かつてのユナイテッド・テクノロジーズのCEOかつ会長だったen:Gregory J. Hayesである[2]。取締役会長は、かつてのレイセオンのCEOかつ会長だったen:Thomas A. Kennedyである[1]。
UTCの時代から80年以上ダウ平均株価の構成銘柄であり続けたが、2020年8月に除外された。
2022年6月には、本社をペンタゴンなど連邦政府の所在するワシントンDCに隣接するバージニア州アーリントンに移転すると発表した[6]。
RTX コーポレーション
2023年7月1日、新社名のRTX コーポレーションに変更した。また、本社のバージニア州への移転が完了した[7]。さらに、事業部門のen:Raytheon Intelligence & Spaceとen:Raytheon Missiles & Defenseが合併して、単にRaytheonという名前の事業部門となった[8]。
事業部門
脚注
出典
- ^ a b Raytheon Technologies. “Thomas A. Kennedy”. 3 April 2020閲覧。
- ^ a b Raytheon Technologies. “Gregory J. Hayes”. 3 April 2020閲覧。
- ^ Ehrenfreund, Max (5 December 2016). “CEO: United Tech. considered federal contracts in decision to keep Indiana jobs in deal with Trump”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/12/05/ceo-united-tech-considered-federal-contracts-in-decision-to-keep-indiana-jobs-in-deal-with-trump 2 January 2016閲覧。
- ^ “CorpWatch : United Technologies”. July 4, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。July 3, 2015閲覧。
- ^ Kilgore, Tomi (April 4, 2020). “Raytheon Technologies' stock, formerly United Technologies, starts trading in”. MarketWatch. https://www.marketwatch.com/story/raytheon-technologies-stock-formerly-united-technologies-starts-trading-in-the-dow-friday-2020-04-03
- ^ “BREAKING: Arlington scores another major corporate headquarters” (2022年6月7日). 2022年6月7日閲覧。
- ^ Maffei, Lucia (July 26, 2022). “Raytheon Has Quietly Completed Its Headquarters Move”. NBC Boston. September 6, 2022閲覧。
- ^ “Raytheon to Combine Missiles and Defense Division with Intel and Space Business” (英語). Defense One (January 24, 2023). 2023年3月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
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- 銘柄入替日時点でのウェイト順
- 緑字は2024年3月18日入替銘柄
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- 本社所在国/地域はフォーブス誌公式サイトの表示に基づく。
- ジョンソン・エンド・ジョンソンと台湾積体電路製造は同率45位。
- プロクター・アンド・ギャンブルとステランティスは同率59位。
- ゼネラルモーターズと日本電信電話は同率71位。
- 中国海洋石油と興業銀行は同率82位。
- チャブ・リミテッドとイタウ・ウニバンコは同率88位。
- コストコ・ホールセールとミュンヘン再保険は同率96位。
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