「Microsoft から入手」バッジ
Microsoft Store (マイクロソフト ストア、旧: Windows ストア )とは、Windows 8.x /Windows RT とそれ以降のバージョンのMicrosoft Windows OS ,およびXbox One以降のXbox向けOSに提供されるアプリ ストアである。Windows Phone 8 向けの場合は「Windows Phoneストア」と呼ばれる[ 1] 。Microsoft Storeでは、対応する環境向けのアプリケーションを配布・販売・購入することができる。
Microsoft Surface 等のハードウェア販売ストア(通信販売 、Windows OS内ストアのみ[ 2] )としても使用されている。
沿革
2011年〜2015年までの Windows ストア アイコン
2017年〜2022年までの Microsoft Store アイコン
発表される以前からWindows 8 に搭載されると噂になっていたが[ 3] 、2011年 9月13日 の「BUILD 2011」カンファレンスで正式発表が行われた[ 4] 。
同年12月6日 にはサンフランシスコで行われた「Windows Store」の発表イベントで詳細が発表された[ 5] 。
2012年 2月29日 にリリースされたWindows 8 Consumer Preview版と同時に一般向けにも開設された。Consumer Preview版では無料アプリのみ登録可能となっていた。
2017年 11月1日 より、Windows 10 の「ストア」がアイコンをカラフルのものに変更し、名称が「Microsoft Store」に変更された。なお、アプリ内の機能は更新前と変化はない。
また、これと同時期にXbox One のXbox Storeも「Microsoft Store」に変更・統一されている。また、Xbox Oneの後継機であるXbox Series X/S にも搭載されている。
概要
デフォルトのWindows上では、スタートメニュー (スタート画面 )の「Microsoft Store」(または「ストア」)と表記されるタイルからアクセスすることができる。ハードウェア上のリージョンロックは存在せず、VPN の変更や、本体地域設定の変更を行うことで支払う通貨、地域限定販売商品の購入も可能である。
ユーザーインターフェイス はModern UI が使用されており、Windows Phone 7 向けアプリストア「Windows Marketplace (英語版 ) 」と似た構成をしている[ 注 5] 。
他プラットフォーム の類似サービス(後述)と同様に、専用クライアント ソフトウェアを用いてオンラインストア にアクセスする仕組みになっている。
Windows 8/8.1およびWindows RT/RT 8.1ではWindows ストアアプリを、Windows 10 ではユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) アプリを配信することができる。
Microsoft StoreはPC 向けだけでなく、Windows RTをプリインストールしたタブレット などのデバイス でも利用可能である。
しかし、Windows RTではModern UI版アプリしか実行できず、Windows ストアがそれらを入手する唯一の正式な手段となっている[ 6] 。
並びに、従来のデスクトップアプリ は情報掲載のみが可能であり、Windows ストアでの直接配信はサポートされていない [要検証 – ノート ] [ 7] 。
Windows 11 では、Microsoft Storeでのデスクトップアプリの提供もサポートされた。
Xbox Games Store
Xbox Games Storeとは、Microsoft Storeアプリのゲームタブ及びXbox.com上のストアなどのゲーム販売を行うストアの名称である。しかし、この名称は、Microsoft自身が積極的には使用しておらず一部ゲームメーカーの公式サイトなどで、オンラインストアへ転移する際のところに書いてある名称として、使用している場合がほとんどである。これは、Microsoft Store内の一機能としての名称のため、Microsoft Storeの名称が使われることが殆どのためである。ユーザー側からも、XboxストアやMicrosoft Storeなどと呼ばれており、正式名称で使われることは少ない。
特徴
無料および有料のアプリを入手することができ、有料アプリは一定の試用期間を設けたり、機能制限を設けたりすることが可能。試用期間はダウンロードしたアプリケーション側で管理される。
Microsoft Storeへのアプリの入手には、マイクロソフトによる審査を通過する必要がある。入手が拒否された場合はアプリ開発者に対してフィードバック をすることで、開発者は問題に素早く対応することができるので、修正されたアプリを素早く入手することができる。
アプリストアはもともと携帯電話端末 やスマートフォン といったプラットフォーム で成熟したものであり、その発想をPC 向けOS に統合したのは2011年に開始したApple のMac App Store が先駆けであった[要出典 ] 。Windows ストアはそれを強く意識して作られたので、アップルが禁止しているアプリ内課金を許可する[ 5] などの特徴がある。
その他
Windows 10では「Windows Bridge」の一環として、デスクトップアプリをUWPアプリとしてパッケージし、ストアでの配信を可能とする"Project Centennial" (Windows Bridge for Classic Windows) が計画されている[ 8] 。
類似サービス
関連項目
脚注
注釈
^ a b c [設定] → [アプリ] → [アプリと機能] → [Microsoft Store] を選択→ [詳細オプション] → [仕様] 一覧より。「Microsoft Store」アプリの右上の「…」ボタン→[設定]の「アプリの詳細情報」からも確認できる。
^ 実際は「発行元」(Windows の「設定」アプリ、Microsoft Storeのページ)、「提供元」(Ver.12107までの「Microsoft Store」アプリの設定)と表記。
^ 実際は「バージョン」と表記。
^
明細
アプリ
0バイト
データ
22.3MB
合計使用量
22.3MB
^ Windows Marketplaceはその後「Windows Phoneストア」に移行している。
出典
外部リンク
一般向け
開発者向け