Megpoid(メグッポイド)は、株式会社インターネットより発売されている音楽製作用のボーカル音源、およびテキスト読み上げソフトの音源名である。各製品では、声優・歌手の中島愛の声を録音し作成された音声ライブラリが収録されている。各種ソフトウェア上で中島の声をもとにした歌声、話し声を合成することが出来る。Megpoidの最初の製品である「VOCALOID2」エンジン対応音源「VOCALOID2 Megpoid」が2009年6月26日に発売されて以降、複数の音源が販売されている。CRUSHER-Pによるソロ曲「ECHO」はYouTubeで一億再生を超える。
VOCALOIDシリーズ はヤマハの開発した歌声合成技術である。 VOCALOID2,3,4,6でリリースされている。 対応エンジンのバージョン、声質の違いにより、2023年11月までに計18種類の音声ライブラリ(VOCALOID4版製品の「Power」「Whisper」「Adult」「Sweet」「Native」のそれぞれには2種の音源が収録されている。)が発売されている。VOCALOID4版までの各種ボーカル音源の推奨テンポは60〜175BPM、推奨音域はF2-A4である。(VOCALOID6版では、推奨テンポ、推奨音域の設定はない。)
「VOCALOID2 Megpoid」は2009年6月26日に発売されたVOCALOID2に対応したボーカル音源のライブラリ。同社製のVOCALOID製品がくっぽいどと同様、あえて人間らしくなるように調整しており、中島愛の声の特徴を残すよう開発が行われた[1]。サンプル曲に中島の曲を使用する、初回特典として中島のブロマイドを同梱するなど中島のファンを意識した製品となっている[2]。VOCALOID2版発売当初の反応は良いものではなかったが、初心者にも親しみやすく汎用性の高い声質や、使用感の良さにより徐々にユーザーの支持を集めた[3]。
2011年10月21日には、「VOCALOID3 Megpoid」と称し「Power」「Whisper」「Adult」「Sweet」の4種類の「VOCALOID3」エンジン対応音源ライブラリが発売された[4]。これら4種類のライブラリは個別のパッケージに加え、4種類すべてを同梱した「VOCALOID3 Megpoid Complete」も発売され[4]ている。個々のライブラリ版とCompkete版製品のそれぞれに「VOCALOID3 Editor」を同梱したスターターパック版も発売されている[4]。元々は声のバリエーションを増やすために企画されたもので、当初は「extend」と称しVOCALOID2用の製品として開発が進められていたが、バージョンアップ版のVOCALOID3のリリースとタイミングが合ったことから、開発をやり直しVOCALOID3用の製品としての発売となった[5]。VOCALOID2版の声質については、VOCALOID2版向けに採られた録音を使用して作られたVOCALOID3用ライブラリ「Megpoid Native」が2012年3月16日に発売された[6]。2013年2月28日には英語用のVOCALOID3ライブラリ「Megpoid ENGLISH」が発売された[7]。
2015年11月5日に、「Power」「Whisper」「Adult」「Sweet」「Native」のライブラリをVOCALOID4に対応させた、「VOCALOID4 Megpoid V4」シリーズが発売した。それぞれのパッケージには2種のライブラリが収録されており、その片方はVOCALOID3版をリファインしたもので、もう片方は新録された音源となっている[11]。5種類すべてのパッケージを同梱した「Megpoid V4 Complete」も発売されている。5つのパッケージとComplete版のそれぞれに対し、「VOCALOID4 Editor」を同梱したスターターパック版も発売されている。VOCALOID4そのもののクロスシンセシス機能により、各ライブラリのうち2種類を組み合わせることができる。
2022年10月13日に、同日リリースのVOCALOID6のAI技術に最適化させたライブラリ「Voicebank AI Megpoid」とこれに「VOCALOID6 エディタ」を同梱したスターターパック版が発売された[12]。
2023年12月20日には、Dreamtonicsが開発する歌唱用ソフト「Synthesizer V AI Megpoid」が発売[13]。Synthesizer V Studio Proでは、日本語、英語、中国語、広東語での歌唱が可能であり、Ballade 、Cute、Soft、Vividのボーカルスタイル4種類を実装している。
2014年1月16日には、文章読み上げ用ソフト「Megpoid Talk」が発売された。音声合成エンジンには株式会社アニモが開発した、FineSpeech Ver 3が採用されており、音声合成の方式にはコーパスベース音声合成を用いている。ため息、くしゃみ、あくびなど60種類の非言語音声の入力機能、マイク入力や音声ファイルの情報から話し声を合成できる機能、VOCALOIDと共通のVSQXファイルに書き出す機能が特徴的である[14][15]。
A.I.VOICEは、エーアイ開発のAITalkを音声合成エンジンとしている読み上げ用音声合成ソフト。 2022年9月16日には、AITalk 5.0を搭載した文章読み上げ用ソフト「A.I.VOICE GUMI」が発売[16][17]。2024年6月7日には、DNN音声合成方式の品質を向上させたAITalk6を搭載したA.I.VOICE 2によるメジャーバージョンアップ版「A.I. VOICE 2 GUMI」が発売された。A.I.VOICE版、A.I.VOICE 2版ともに感情スタイル3種(喜び、怒り、悲しみ)が実装されている。
GUMI(グミ)は各種製品のパッケージに描かれている同ソフトのイメージキャラクター。名前は中島が付けたもので、中島自身の子供の頃のあだ名が元になっている[1]。Megpoid初代製品発売日である6月26日を公式にGUMIの誕生日として定めている[18][19]。
デザインを担当したのは漫画家のゆうきまさみで、ゆうきがVOCALOID好きとして知られていたことから依頼された[1]。二次創作のしやすさを意識してデザインされているという[2]。腰のベルトにはヤマハの電子楽器「TENORI-ON」(テノリオン)をイメージしたデザインが取り入れられている[2]。「A.I.VOICE」「VOCALOID6」からはゆうきのデザインを元にイラストレーターの「のう」がパッケージイラストを手がけている[20][21][22]。
インターネット社では、キャラクターについて「キャラクター使用に関するガイドライン[23]」を定めており、これに反しなければキャラクターを用いた二次創作作品の非商用での公開、配布が許諾されている。ニワンゴが運営するニコニ・コモンズやクリプトン・フューチャー・メディアの運営する「ピアプロ」への二次創作作品の投稿も可能[24][25]。インターネット社のVOCALOIDキャラクターをカラオケ映像に使用する場合、二次創作作品を含めイラストレーターや動画製作者等本人の許諾が取れてさえいれば無料で公開が許諾されている[26]。
Megpoidが曲に使用されていることが明記された主なCD。
以下は、クリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」により、iTunes Store、AmazonMP3、moraなどで、「メグッポイド」や「GUMI」の名前が明記された楽曲を収録し販売されているアルバム。
以下、「GUMI」がキャラクターとして登場したものを記載。
1.天使になりたい - 2.ノスタルジア - 3.ジェリーフィッシュの告白 - 4.メロディ - 5.神様のいたずら - 6.TRY UNITE!/Hello! - 7.マーブル/忘れないよ。 - 8.そんなこと裏のまた裏話でしょ? - 9.ありがとう - 10.ワタシノセカイ - 11.サタデー・ナイト・クエスチョン - 12.知らない気持ち/Bitter Sweet Harmony - 13.水槽/髪飾りの天使
1.I love you - 2.Be With You - 3.Thank You - 4.Curiosity - 5.green diary
1.ラブリー・タイム・トラベル
1.30 pieces of love
1.FULL OF LOVE!!
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