音街 ウナ(おとまち うな、Otomachi Una)は、エム・ティー・ケーの企画により株式会社インターネットより発売されている音声合成用の音源名、およびそのキャラクターである。ライブラリには声優の田中あいみの声が収録されている。2016年7月30日にヤマハによる製品「VOCALOID」用の歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library 音街ウナ V4」、2017年4月20日にはエーアイ開発の話し言葉用の音声合成技術「AITalk」を利用した文章読み上げソフトウェア「音街ウナTalk Ex」が発売された。それぞれパソコン上で歌声や話し声を合成することができる。
VOCALOID用歌声ライブラリである「VOCALOID4 Library 音街ウナ V4」、発話用ソフトウェアである「音街ウナTalk Ex」、音声素材集である「音街ウナキュートブースター」が発売されている。 天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線にて、2019年7月より音街ウナのラッピング車両が運行されている[1]。
「VOCALOID4 Library 音街ウナ V4」は、ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID」に対応したボーカル音源で、パソコンでメロディと歌詞を入力して歌声を作成できる。エンジンのバージョンはVOCALOID4。「Sugar」と「Spicy」の2種類の声質を含んでいる。クロスシンセンスによって際立つ2つの声のメリハリ、グロウルなどVOCALOID4の機能を活用できるライブラリである。ブレス素材17種、掛け声などの音声素材を約140種収録している[2]。また、これらの製品のユーザー向けに追加音声素材集「音街ウナキュートブースター」をダウンロード販売している[3]VOCALOID4 Editorを同梱した「VOCALOID4 Library 音街ウナ V4+VOCALOID4 Editor」も販売されている[2]。
声質は甘く可愛い[2][4]。子供らしい声で、可愛らしい楽曲に適する。
声質は元気で力強い[2][4]。勢いのある声で、鋭く、Sugarに比べて少女的。
「音街ウナTalk Ex」はエーアイ開発の音声合成技術である「AITalk」を利用している。動画などのナレーションに使用するほか、VOCALOID製品と同じく声優の田中あいみの声を音源としているため、VOCALOIDを用いて制作されている楽曲の中でVOCALOIDで再現するのが難しい、掛け声をこの製品で合成した音声を使用するなど、創作の幅が広くなる。
「VOCALOID4 Library 音街ウナ V4」または「音街ウナTalk Ex」のユーザーに対してダウンロード販売されている。上記2製品の付属とは異なる音声素材7カテゴリ200種類、それぞれの種類に原則(おまけパーツは除く)3パターン以上の音声素材で、16bit44.1kHzモノラルと16bit22.05kHzモノラルをWAVファイルでそれぞれ684ファイル収録している[3]。
2020年12月11日にはVOICEROIDシリーズ版が発売。前述の「音街ウナTalk EX」のAITalk自体のアップデート版という位置付けである。
2021年7月16日発売[5]VoidolはAIによりリアルタイムで声質変換を行うアプリケーション「Voidol」のボイスモデル[6][7]。
2023年6月22日には、VOCALOID6に対応した「VOCALOID6 AI 音街ウナ」を発売。システムにAIを組み込んでいる。
2023年9月7日発売。VOICEPEAKシリーズはDreamtonics社が開発したAI音声合成エンジン「Syllaflow」を搭載したソフトウェアである。150種類の音声素材のボイスマテリアルが付属している[8]
頭にはウナギをかたどった「オタマン帽」を被っており、製品ごとに違う服装をしている。
Spicy:C2~D5[10]
「音街ウナ」が曲に使用されていることが明記された主な音楽CD。
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