MMJ(エム・エム・ジェイ)は、2010年(平成22年)より広島市を中心として活動するローカルアイドルグループ。2017年3月26日にHIROSHIMA CLUB QUATTRO(広島クラブクアトロ)でラストライブを行い、同年3月をもって活動休止。
2010年5月のひろしまフラワーフェスティバルに向けて、2010年2月にアクターズスクール広島や広島アクターズアカデミーに所属していた経験を持つ仲間と、その友人・知人ら16人(大学生9人・社会人7人(当時))で自主的に結成された。結成当初は「MMJ48」という名称で活動していた。「MMJ」とは広島銘菓「もみじ饅頭」をもじったもの。フラワーフェスティバルにて「萌え上がれひろしま♡制服祭り!」と題してAKB48のダンスコピーを披露した後、一部で話題になり、広島市内のイベントなどに招待され、活動を継続することになった。
2010年7月に、広島を中心に活動するミュージシャンくらはしけんじのラジオ番組に出演したことがきっかけとなり、くらはしによるプロデュースが決定。2010年12月11日に、くらはしの作詞・作曲による楽曲を含むマキシシングル「恋愛アジェンダ」でCDデビューを果たした。
活動は広島を中心に岡山、島根、山口といった日帰り可能な近県に留まっており、全国展開やメジャーデビューなどは計画していない。芸能事務所にも所属していない。スタッフはすべてボランティアである。また、メンバーの本業を優先し、MMJの活動と両立させる方針を採っていることが特徴的である。そのため、本業の都合や個人的な事情によって休演するメンバーがいるので、イベントごとに出演メンバー数もメンバー構成も異なり、16人全員が揃って出演することはまれである。このような事情により、イベントごとにメンバーの立ち位置、フォーメーションは毎回再構成し、それを踏まえた練習を行っている。
また、オリジナル曲の振り付けはメンバーが自分たちで行い、2011年5月のひろしまフラワーフェスティバルからはメンバーたちがオリジナルデザインした衣装を使用するなど、独特の手作り感も特徴となっている。
また、青年海外協力隊の48周年にあたって広島地域限定のイメージキャラクターとして採用されたり、ひろしま菓子博2013のテーマソングのダンスを踊ることでPR活動に参加したり、JICAの「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の著名人メンバーに選ばれたり、JICAを通じてカンボジアでの学校建設を支援するなど、地域性を活かした社会貢献活動にも積極的である。
初舞台の2010ひろしまフラワーフェスティバル以来、2015年時点で6年連続でフラワーフェスティバルに出演しており、2011年、2013年、2014年および2015年はフラワーゲストに選出されている。
2013年8月には、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のキャンペーン「全国『あまちゃん』マップ」にて「リアルGMT」として広島県代表に選出された[1]。 さらに、続いて2014年4月からのNHKキャンペーン「恋する地元キャンペーン」においても引き続き広島県代表に選出された。
メンバーとの活動方針をめぐる考えの違いにより、2014年6月以後くらはしがプロデューサーから降り、メンバー自身がセルフプロデュースする運営方式に転換することになった[2]。
2017年3月をもって活動休止(事実上の解散)することが発表された。 およそ7年間の活動の間、メンバーの脱退や卒業、新規加入などの異動が一度もなく、結成時と同じオリジナルメンバー構成のままで活動の終わりを迎えるという稀有な例である。
メンバーはすべて34歳以上の女性で、職業を持つ社会人である。
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