ICT国際競争力懇談会は情報通信技術(Information and Communication Technology)の日本の国際競争力の強化への提言を目的とする菅義偉総務大臣直轄の懇談会。事務局は総務省情報通信政策局総合政策課に置かれる。2006年10月6日に総務省が設置を発表した。2006年10月19日に第1回会合を開き、2007年4月を目途に報告書をまとめる予定。
設置の背景
- 日本は世界で最も安くて速いブロードバンド環境を持っている
- 携帯電話の高度化・多様化も世界的には進展している。
- しかし、ネットワーク機器の世界的シェアは決して高い方ではなく、海外での事業展開、標準化・知的財産権の獲得、人材育成等に大きな課題を抱えている。
設置の目的
- 次世代ネットワークや放送のデジタル化への取組が進む日本が、積極的な国際展開等を通じたイノベーションの創出により、国際競争力の向上を図ること。
- 情報通信分野における国際競争力強化について、基本的な戦略の方向性を検討すること。
検討の内容
懇談会本体は包括的な議題を検討し、具体的な内容は複数のワーキング・グループを設置して検討する。
根幹的な検討内容は以下の通り。
- 現状の分析(主な問題点・課題)
- 国際競争力の向上を念頭においた将来のあるべき姿・方向性
- 今後採るべき具体的方策(「基本戦略」の検討)
懇談会メンバー
(五十音順)
外部リンク
「ICT国際競争力懇談会」の開催(総務省報道資料)