Code Reading (ISBN 0-201-79940-5 )とは、ディオミディス・スピネリス により2003年 に執筆された、ソフトウェア開発 に関する書籍である。この本は、コード を読み解く能力を向上させたいプログラマ に向けて書かれている。他人によって書かれたコードを読むための特定のテクニックやプログラミング を行う上での共通の概念について概要を述べている。
本書で例示されているコードは実際に使用されているソフトウェア から採られており、多くは、NetBSD のexport-19980407スナップショットに由来するものである。プログラミング言語 の選択はバランスが良いと主張されるが、C を基本概念の説明に利用する場合が大勢を占めている。主要なオープンソース コードのプログラムを抜粋すると、
が紹介されている。
本書は、コードに関連する多くの概念が網羅されており、その中にはプログラマがよく目にする、
が含まれている。
1,600万行程度のオープンソースコードを収録したCD が本書に付属しており、本書で説明したすべての例がこの中に含まれている。
前半の章は、正規表現 など、プログラミング言語の構成を探究し、後半の章では上級者ユーザー向けに書かれている。
本書は、スコット・メイアーズ (Scott Meyers )が監修をおこなっている、Addison–Wesley の"Effective Software Development Series"刊行の先駆けとなっており、“技術書”カテゴリーにおける"2004 Software Development Productivity Award"を受賞している。
本書は中国語 、ギリシア語 、日本語 、韓国語 、ポーランド語 そしてロシア語 に翻訳されている。
関連項目
外部リンク