Apple A5はAppleによって開発および設計が行われたPoPである。CPUコアとGPUなどの周辺回路を集積したSoCにDRAMダイを重ねたパッケージになっている。本項では、メモリ帯域とGPUの性能を向上させたApple A5Xもまとめて記載する。
採用製品
チップ単体での販売はされていない。
概要
CPUコアは32ビットARMアーキテクチャベースで、 A4のARM Cortex-A8からCortex-A9へ置き換えられた。iPad 2、iPhone 4S、iPod touch (第5世代)、iPad (第3世代)、iPad mini (第1世代)はデュアルコア。Apple TV第3世代はシングルコア。
GPU は Apple A5 は PowerVR SGX 543MP2 (2コア) 200MHz[2]、Apple A5X は PowerVR SGX 543M4 (4コア) 200MHzを採用している。それぞれ、12.8 GFLOPSと25.6 GFLOPS。
メインメモリは、LPDDR2-800。バス幅はApple A5が64ビット(デュアルチャネル)、Apple A5Xが128ビット(4チャンネル)。メモリ帯域はApple A5が6.4GB/sec、Apple A5Xが12.8GB/sec[3]。メモリ容量は、Apple A5 搭載商品が512MB、Apple A5X 搭載商品が1GB[4]。
電力管理回路を搭載したことによって、A4ではクロック周波数が常時1GHzで動作していたのに対し、A5はアプリケーションの動作によって、クロック周波数を切り替えられ、搭載機器の稼働時間を高めることが可能になった。Apple A4と性能を比較すると、処理性能が2倍、グラフィック性能が9倍とパフォーマンスが大幅に向上している[5]。
製造は、Apple A5の初期版とApple A5XはSamsungの45nmプロセス。45nmのApple A5Xは同プロセスのApple A5と比較して電力消費およびダイサイズは増大しているとみられる。2012年4月以降のApple A5は32nmプロセスで省電力化が図られている[6]。
類似プラットフォーム
関連項目
脚注
ARMベースのチップ |
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アプリケーションプロセッサー |
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組込み用マイクロコントローラ |
Cortex-M0 | |
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Cortex-M0+ | |
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Cortex-M1 | |
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Cortex-M3 |
- Actel SmartFusion, SmartFusion 2
- Atmel AT91SAM3
- Cypress PSoC 5
- Energy Micro EFM32 Tiny, Gecko, Leopard, Giant
- Fujitsu FM3
- NXP LPC1300, LPC1700, LPC1800
- Silicon Labs Precision32
- STマイクロエレクトロニクス STM32 F1, F2, L1, W
- テキサス・インスツルメンツ F28, LM3, TMS470, OMAP 4
- Toshiba TX03
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Cortex-M4 | |
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Cortex-M4F | |
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リアルタイム処理マイクロコントローラ |
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クラシックプロセッサー |
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