AFCカップ2016 (英語: AFC Cup 2016) は2004年に第1回大会が開催されて以来、13回目のAFCカップである。
出場枠
46のAFC加盟協会 (国・地域。準会員北マリアナ諸島を除く)は、AFC大会における過去4年間のナショナルチームおよびクラブの実績に基づいてランク付けされ、2015年および2016年のAFCクラブ大会の出場枠が配分されている[1]。
地区の割り当て
出場枠の割り当て
- 各地域に4つのグループステージがあり (1グループは4クラブなので全16クラブ)、12枠は協会別に与えられる直接の出場権により決定、残り4枠はプレーオフで決める。
- AFCチャンピオンズリーグのグループステージに出場枠を確保していない全ての協会はAFCカップにの参加する資格がある。
- 各地区の7位から16位までの協会は、グループステージで少なくとも1つの出場枠を獲得(AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフ敗者を含む)し、残りの協会はプレーオフ枠だけを獲得する 。
- 東西両地区の7位と8位の4協会は1つのAFCチャンピオンズリーグプレーオフ出場枠兼AFCカップグループステージ出場枠と1つのAFCカップグループステージ出場枠を有する。
- 東西両地区の9位から12位の8協会は1つのACLプレーオフ出場枠兼AFCカップグループステージ出場枠と1つのAFCカッププレーオフ出場枠を有する。
- 東西両地区の13位から16位の8協会は1つのAFCカップグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠を有する。
- 東西両地区の17位から23位の14協会はAFCカップ2016出場枠を有しないが、1つのAFCカップ2016プレーオフ(予選)出場枠を有する。
協会ランキング
2016年のAFCカップ出場枠は、2014年11月3日に発表されたアソシエーションランキング [2] に従って、協会ごとに出場枠が割り当てられる。これはAFCチャンピオンズリーグとAFCカップの成績、ならびに代表チームの2011年から2013年までのFIFAランキングに基づいてランク付けされたものである。
確定した出場枠は、2014年12月4日に発表された[3]。
- 「GS」:グループステージ
- 「PO」:プレーオフラウンド
2016 AFCカップへの参加
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参加
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不参加
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(N)
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本来の出場枠を示す。地区内のプレーオフ出場クラブ数によって直接グループステージ出場に変更される
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- 注釈:
- ^ a b c d AFCチャンピオンズリーグ(ACL):第1代表はACLプレーオフの出場枠を与えられていたが、クラブライセンスを満たすクラブがなかったため、AFCカップグループステージからの出場となる。
- ^ アフガニスタン(AFG):グループステージの出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ イエメン(YEM):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ イラク(IRQ):ACLプレーオフの出場枠を2枠与えられていたが、クラブライセンスを満たすクラブがなかったため、特別にAFCカップ出場枠が割り当てられた。
- ^ インドネシア(IDN):ACLプレーオフとAFCカップグループステージの出場枠をそれぞれ1枠与えられていたが、インドネシアサッカー協会がFIFAからの資格停止処分[4] を受けているため、出場クラブはなしとなった。
- ^ カンボジア(CAM):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ キルギス(KGZ):キルギスの出場枠は当初予選の1枠のみであったが、プレーオフにも1枠追加された。
- ^ 北朝鮮(PRK):グループステージおよび予備予選の出場枠をそれぞれ1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ グアム(GUM):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ クウェート(KUW):ACLプレーオフとAFCカップグループステージの出場枠をそれぞれ1枠与えられていたが、クウェートサッカー協会がFIFAからの資格停止処分[5] を受けているため、出場クラブはなしとなった。
- ^ スリランカ(SRI):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ 台湾(TPE):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ バングラデシュ(BAN):当初西アジア枠であったが、参加チーム数の変動により東アジア枠へ移動となった。
- ^ 東ティモール(TLS):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ ブルネイ(BRU):予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ ネパール (NEP): 予選の出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ ラオス(LAO):グループステージおよび予備予選の出場枠をそれぞれ1枠与えられていたが、ラオ・トヨタFCのみ参加を認められた。
参加クラブ
23協会から40チームが参加する[6]。
斜体のチームは、 AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフに出場し、ACLグループステージに進出できなかった場合にAFCカップグループステージ出場権を得る。彼らがACLグループステージに進出した場合、そのチームはAFCカップに出場せず、当該協会に補欠チームが用意されている場合はそのチームが替わってAFCカップに出場する。
補欠クラブ
ACLプレーオフ出場クラブがグループステージに進出した場合の補欠クラブを以下に示す。なおACL東アジア地区8位 香港、11位 インドは補欠クラブを申請していなかった。
- 注釈
Location of teams of the
AFCカップ2016.
西アジア地区
東アジア地区
(p) プレーオフラウンド
日程
2016年度のAFCカップの日程は以下のとおりである(組み合わせ抽選会はすべてマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスにおいて行われる)[8]。
区分
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節
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抽選日
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第1戦
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第2戦
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予選
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2015年6月29日[7]
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2015年8月11-15日
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予選プレーオフ
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プレーオフ
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抽選なし
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2016年2月9日
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グループステージ
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第1節
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2015年12月10日[6]
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2016年2月23-24日
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第2節
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2016年3月8-9日
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第3節
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2016年3月15-16日
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第4節
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2016年4月12-13日
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第5節
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2016年4月26-27日
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第6節
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2016年5月10-11日
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決勝トーナメント
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ラウンド16
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2016年5月24-25日
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準々決勝
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2016年6月9日[9]
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2016年9月13日-14日
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2016年9月20日-21日
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準決勝
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2016年9月27日-28日
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2016年10月18日-19日
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決勝
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2016年11月5日
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予選
予選の組み合わせ抽選会は、2015年6月29日にクアラルンプールのAFCハウスにて行われた[7]。
グループA
開催地 : ブータン (UTC+6)
K-エレクトリック(英語版)は予選プレーオフに進出
グループB
開催地 : キルギス (UTC+6)
シェイク・ジャマル・ダンモンディ(英語版)はグループステージに進出(東地区の出場枠の変動のため)
予選プレーオフ
プレーオフの組み合わせは2015年12月4日に発表された[6][10]。
組み合わせ
プレーオフ1
プレーオフ2
プレーオフ3
プレーオフ4
プレーオフラウンド
- 注釈
グループステージ
抽選
組み合わせ抽選会は2015年12月10日に、クアラルンプールのAFCハウスにて行われた[6][10][11]。その模様はAFCの公式YouTubeチャンネルでライブ配信された[12]。
参加する32チームは4チームずつ8組に分かれる。同一協会に所属するチームが同じグループに入ることはない。グループリーグはラウンドロビン方式で6試合を戦う。
カントリーポットの抽選結果が以下の通りである
地区
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ポジション
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カントリー ポット
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西地区
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A1, B2
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ヨルダン
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B1, C2
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イラク
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C1, D2
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オマーン
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東地区
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E1, F2
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シンガポール
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F1, G2
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香港
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G1, H2
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インド
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H1, E2
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マレーシア
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E3, F4
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フィリピン
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F3, G4
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モルディブ
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G3, H4
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ミャンマー
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括弧内の打ち消しされたクラブは抽選時のクラブである
順位決定方法
各グループの上位2チームがラウンド16に進出する。勝ち点は勝利3、引き分け1、敗退0として計算を行う。各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
- 当該チーム同士の対戦における、勝ち点の多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少
- 当該チーム同士の対戦における、アウェーゴール数の多少
- 1から4を、(全ての順位が決まるまで)繰り返し適用する。決められない場合は、下記6以降を適用
- 当該チームのグループ全試合における、得失点差
- 当該チームのグループ全試合における、ゴール数の多少
- ここまで参照し、それでも2クラブが差がつかず、さらにその両方が同じ試合会場にいる場合は、PK戦を行う
- 警告および退場処分になった回数をポイント化(警告=1ポイント、2回目の警告による退場=3ポイント、いわゆる一発退場=3ポイント、警告に続いて退場=4ポイント)し、ポイントの少ない方を上位とする
- AFCランキング(国・協会別)の順位の高い方の所属チームを上位とする
西地区
グループA
グループB
- 注釈
グループC
- 注釈
グループD
- 注釈
東地区
グループE
グループF
グループG
チーム
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試
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勝
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分
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敗
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得
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失
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差
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点
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モフン・バガン
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6 |
3 |
2 |
1 |
14 |
9 |
+5 |
11
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南華
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6 |
3 |
0 |
3 |
9 |
9 |
0 |
9
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ヤンゴン・ユナイテッド
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6 |
2 |
2 |
2 |
10 |
10 |
0 |
8
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マジヤ
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6 |
1 |
2 |
3 |
8 |
13 |
−5 |
5
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グループH
決勝トーナメント
トーナメント表
ラウンド16
ラウンド16では各グループの1位が同ゾーン他グループの2位と対戦する。各グループ1位のチームがホーム開催権を持つ。
西地区
- 注釈
東地区
準々決勝
準々決勝から決勝までの組み合わせ抽選会は、2016年6月9日に行われた[9][16]。準々決勝から決勝までの組み合わせ抽選では、異なるゾーンのチームは決勝まで対戦することはなく、「カントリー・プロテクション(同一協会所属で2チーム以上が勝ち残った場合、当該チーム間の対戦を避ける)」は適用されない。
西地区
二試合合計スコア 5 - 1でアル・クウワ・アル・ジャウウィーヤが準決勝進出
二試合合計スコア 3 - 0でアル・アヘドが準決勝進出
- 注釈
東地区
二試合合計スコア 3 - 1でジョホール・ダルル・タクジムが準決勝進出
二試合合計スコア 1 - 0でベンガルールFCが準決勝進出
準決勝
西地区
二試合合計スコア 4 - 3でアル・クウワ・アル・ジャウウィーヤが決勝進出
東地区
二試合合計スコア 4 - 2でベンガルールFCが決勝進出
決勝
得点ランキング
- 2016年5月25日現在[17][18]
※予選とプレーオフの記録は除外する。
注: 太字の選手は所属チームが敗退していないことを示す。
注釈
出典
関連項目
外部リンク