AFCクラブコンペティションランキング(英: AFC Club Competitions Ranking)は、2014年にアジアサッカー連盟(AFC)が立ち上げた、AFC参加協会におけるクラブチームの国際大会成績に基づくランキングシステム[1]。
この結果は、AFCクラブ大会(AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)、AFCチャレンジリーグ(ACGL))の出場枠を定めるのに用いられる。
AFCは2022年版のランキングより新しいフォーマットを導入した[2]。新しいランキングでは、これまでの過去4シーズンの成績によるポイントの合計から変更され、過去8シーズンの成績によるポイントをより新しいシーズンのポイントに重みをつけて合計する方式となった。ランキングは最新の結果がを適切に反映するように以下のようにシーズン毎に異なる重みづけをするようになった[3]。
2023/24ランキングのポイント = 2023/24シーズンポイント x 1 + 2022シーズンポイント x 0.9 + 2021シーズンポイント x 0.8 + 2019シーズンポイント x 0.7 + 2018シーズンポイント x 0.6 + 2017シーズンポイント x 0.5 + 2016シーズンポイント x 0.4 + 2015シーズンポイント x 0.3 2020シーズンはAFCカップが不成立のため除外されている
過去4シーズンのAFCクラブ大会の成績によるポイントとナショナルチームを対象としたFIFAランキングによるポイントの合計によって作成されていた。FIFAランキングによるポイントは、2014年[4] と2016年[5] のランキングでは30%、、2017年[6] のランキングでは10%を占めた。 ポイントは各ポイントの最上位との比率で表示する方式を採用していた(例えば2017年のランキングでは、クラブ大会の成績によるポイントランキングにおける最上位の協会のポイントを90、FIFAランキングによるポイントランキングにおける最上位の協会のポイントを10とし最上位の協会のポイントとの比率によりランキングポイントが決定された)。
2018年から2021年までのランキングは、過去4シーズンのAFCクラブ大会の成績によるポイントによって作成されていた。 ポイントは引き続き各ポイントの最上位との比率で表示する方式を採用していた。
各クラブは、AFCクラブ大会における成績により以下のポイントを獲得する。リーグ/グループステージと決勝トーナメントのポイントについては、各協会のクラブが獲得したポイントを合計しその協会の参加クラブ数で割る。それに予選で獲得したポイントを合計したものがその協会のシーズンポイントとなる。
過去シーズンにおけるポイント配分は以下の通り。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)とAFCカップのグループステージ以降のポイントは大会別に参加クラブの平均をとりそれを合計している。
2017年シーズン以降はAFCカップの対戦方式が変更されたため以下のようになった。
2021年シーズンと2022年シーズンは決勝トーナメントをシングルレグで行うように変更されているため、グループステージと決勝トーナメントに関するポイントが以下のように修正されている[9]。この修正はグループステージから決勝までを全勝した場合に ACLで30ポイント、AFCカップで10ポイントになるように調整されたものである。その後、2022年シーズンのACL決勝が2試合制で行われることになったため、2022年シーズンは全勝した場合のポイントがACLで33ポイント、AFCカップで11ポイントになるように再調整された。
2022年ランキングからランキングの決定方法が変更され大会の別に関係なく平均をとる方式に変更されたため、2022年ランキングを決定する際の2021年と2022年のポイントは新しい方式によって再計算されている[10]。
2025/26シーズンの枠の割り当てに使用され、各大会の出場枠はリーグ/グループステージからの出場枠+予選ステージからの出場枠で表示[11]。2020年シーズンはAFCカップが成立していないため、ポイントが割り当てられていない。
2024/25シーズンの枠の割り当てに使用され、各大会の出場枠は、リーグ/グループステージからの出場枠+予選ステージからの出場枠で表示[3]。2020年シーズンはAFCカップが成立していないため、ポイントが割り当てられていない。
ランキングは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)とAFCカップの過去4年間に参加したチームの結果に基づいて決められる。2020年シーズンはAFCカップが成立していないため、ポイントが割り当てられていない[13]。
2023/24シーズンの枠の割り当てに使用され、AFCチャンピオンズリーグとAFCカップの次のサイクルの割り当てを決定する際の使用される。
クラブ単位のランキングは2014年にAFCによって導入された[14] が、クラブそのもののシード目的では使用されていない[15]。
上述のフォーマットで算出されたポイントに、協会ポイントの20%を加えたものがクラブごとのポイントとなる。