AFCカップ2015
AFCカップ2015 (英語: AFC Cup 2015) は2004年に第1回大会が開催されて以来、12回目のAFCカップである。マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムが初優勝を果たした[2]。
出場枠
AFC競技委員会 は2014年1月25日にAFCのクラブの大会の刷新を提案し[3] 、2014年4月16日にAFC実行委員会によって承認された[4]。 46のAFC加盟協会 (国・地域。準会員北マリアナ諸島を除く)は、AFC大会における過去4年間のナショナルチームおよびクラブの実績に基づいてランク付けされ、2015年および2016年のAFCクラブ大会の出場枠が配分されている。
地区の割り当て
出場枠の割り当て
- 各地域に4つのグループステージがあり (1グループは4クラブなので全16クラブ)、12枠は協会別に与えられる直接の出場権により決定、残り4枠はプレーオフで決める。
- AFCチャンピオンズリーグのグループステージに出場枠を確保していない全ての協会はAFCカップにの参加する資格がある。
- 各地区の7位から16位までの協会は、グループステージで少なくとも1つの出場枠を獲得(AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフ敗者を含む)し、残りの協会はプレーオフ枠だけを獲得する 。
- 東西両地区の7位と8位の4協会は1つのAFCチャンピオンズリーグプレーオフ出場枠兼AFCカップグループステージ出場枠と1つのAFCカップグループステージ出場枠を有する。
- 東西両地区の9位から12位の8協会は1つのACLプレーオフ出場枠兼AFCカップグループステージ出場枠と1つのAFCカッププレーオフ出場枠を有する。
- 東西両地区の13位から16位の8協会は1つのAFCカップグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠を有する。
- 東西両地区の17位から23位の14協会はAFCカップ2015出場枠を有しないが、1つのAFCカップ2015プレーオフ(予選)出場枠を有する。
協会ランキング
2015年のAFCカップ出場枠は、2014年11月3日に発表されたアソシエーションランキング [5] に従って、協会ごとに出場枠が割り当てられる。これはAFCチャンピオンズリーグとAFCカップの成績、ならびに代表チームの2011年から2013年までのFIFAランキングに基づいてランク付けされたものである。
確定した出場枠は、2014年12月4日に発表された[6]。
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AFCカップ2015参加
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AFCカップ2015不参加
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(N)
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本来の出場枠を示す。地区内のプレーオフ出場クラブ数によって直接グループステージ出場に変更される
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- 注釈
- ^ a b c d AFCチャンピオンズリーグ(ACL):第1代表はACLプレーオフの出場枠を与えられていたが、クラブライセンスを満たすクラブがなかったため、AFCカップグループステージからの出場となる。
- ^ アフガニスタン(AFG) アフガニスタンはグループステージの出場枠を1枠与えられていたが、参加を辞退した。
- ^ イエメン(YEM) イエメンはAFCカップ2014参加により、AFCカップ2015出場枠を割り当てられた。
- ^ イラク(IRQ) ACLプレーオフの出場枠を2枠与えられていたが、クラブライセンスを満たすクラブがなかったため、特別にAFCカップ出場枠が割り当てられた。
- ^ 北朝鮮(PRK) 北朝鮮はAFCカップ2015出場枠を割り当てられていたが、参加を辞退した。
- ^ キルギス(KGZ) キルギスはAFCカップ2014参加により、AFCカップ2015出場枠を割り当てられた。
- ^ トルクメニスタン(TKM) トルクメニスタンはAFCカップ2015グループステージとプレーオフ出場枠を割り当てられていたが、イラクの参加により、2チームともプレーオフに参加する。
- ^ ネパール(NEP) ネパールはAFCプレジデンツカップ2014の結果により、AFCカップ2015出場枠を割り当てられた。
- ^ バングラデシュ(BAN) バングラデシュはAFCプレジデンツカップ2014の結果により、AFCカップ2015出場枠を割り当てられた。
- ^ ラオス(LAO) ラオスは2つのAFCカップ2015出場枠を割り当てられていたが、1チームのみが参加する。
- ^ ミャンマー ミャンマーはAFCカップ2015グループステージとプレーオフ出場枠を割り当てられていたが、北朝鮮の辞退により、2チームともグループステージに参加する。
- ^ マレーシア、インド、シンガポール マレーシアとインド、シンガポールはAFCカップ2015グループステージとプレーオフ出場枠を割り当てられていたが、東アジアのプレーオフ出場チームの不足により、2チームともグループステージに参加する。
参加クラブ
23協会から41チームが参加する[7]。
斜体のチームは、 AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフに出場し、ACLグループステージに進出できなかった場合にAFCカップグループステージ出場権を得る。彼らがACLグループステージに進出した場合、そのチームはAFCカップに出場せず、当該協会に補欠チームが用意されている場合はそのチームが替わってAFCカップに出場する。
補欠クラブ
ACLプレーオフ出場クラブがグループステージに進出した場合の補欠クラブを以下に示す。なおACL東アジア地区11位 インドは補欠クラブを申請していなかった。
- 注釈
Location of teams of the AFCカップ2015出場クラブ. 西地区 東地区 (p) プレーオフラウンド
日程
2015年度のAFCカップの日程は以下のとおりである(組み合わせ抽選会はすべてマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスにおいて行われる)[13]。
区分
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節
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抽選日
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第1戦
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第2戦
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予選プレーオフ
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予備予選
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抽選なし
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2015年2月9日、10日
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プレーオフ
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2015年2月17日
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グループステージ
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第1節
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2014年12月11日
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2015年2月24日、25日
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第2節
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2015年3月10日、11日
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第3節
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2015年3月17日、18日
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第4節
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2015年4月14日、15日
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第5節
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2015年4月28日、29日
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第6節
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2015年5月12日、13日
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決勝トーナメント
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ラウンド16
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2015年5月26日、27日
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準々決勝
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2015年6月18日
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2015年8月25日、26日
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2015年9月15日、16日
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準決勝
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2015年9月29日、30日
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2015年10月20日、21日
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決勝
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2015年10月31日
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予選プレーオフ
トーナメント表
プレーオフ1(西地区)
プレーオフ2(西地区)
プレーオフ3(西地区)
プレーオフ4(西地区)
プレーオフ1(東地区)
- マジヤがグループステージ・グループEに進出。
予備予選
マナン・マーシャンディが参加を辞退したため、ヒラール・アル・クドゥスは予備予選を行わずにプレーオフに進出した[14]。
プレーオフ
グループステージ
抽選
組み合わせ抽選会は2014年12月11日に、クアラルンプールのAFCハウスにて行われた。その模様はAFCの公式YouTubeチャンネルでライブ配信された[16]。
参加する32チームは4チームずつ8組に分かれる。同一協会に所属するチームが同じグループに入ることはない。グループリーグはラウンドロビン方式で6試合を戦う。
カントリーポットの抽選結果が以下の通りである
括弧内の打ち消しされたクラブは抽選時のクラブである
グループA
グループB
グループC
グループD
チーム
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試
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勝
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分
|
敗
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得
|
失
|
差
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点
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アル・ジャイシュ
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6 |
4 |
2 |
0 |
6 |
1 |
+5 |
14
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アル・クウェート
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6 |
3 |
1 |
2 |
9 |
6 |
+3 |
10
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リファー
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6 |
2 |
2 |
2 |
7 |
7 |
0 |
8
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ネジメ
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6 |
0 |
1 |
5 |
4 |
12 |
−8 |
1
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グループE
グループF
グループG
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
南華
|
6 |
6 |
0 |
0 |
19 |
3 |
+16 |
18
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パハン
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6 |
2 |
2 |
2 |
11 |
10 |
+1 |
8
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グローバル
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6 |
1 |
2 |
3 |
5 |
12 |
−7 |
5
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ヤダナボン
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6 |
1 |
0 |
5 |
10 |
20 |
−10 |
3
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ヤダナボン v パハン
Mandalar Thiri Stadium, マンダレー観客数: 10,115人 主審: ROWAN ARUMUGHAN
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グローバル v ヤダナボン
Philippine Sports Stadium, ブラカン州観客数: 2,000人 主審: NIVON ROBESH GAMINI
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ヤダナボン v 南華
Mandalar Thiri Stadium, マンダレー観客数: 500人 主審: TIMUR FAIZULLIN
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グループH
決勝トーナメント
トーナメント表
ラウンド16
2015年5月26日に開催予定だったプルシプラ・ジャヤプラとパハンの試合は、パハンの選手がビザの問題でインドネシアへの入国を拒否されたため、延期された[18]。同年6月10日、アジアサッカー連盟は同試合を没収試合(プルシプラ・ジャヤプラの0-3での敗戦)とすることを決定した[19]。
ペルシブ・バンドン v 傑志
Si Jalak Harupat Stadium, バンドン観客数: 12,352人 主審: DMITRII MASHENTSEV
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準々決勝
準々決勝から決勝までの組み合わせ抽選会は、2015年6月18日に実施された[20]。
第1戦
第2戦
準決勝
第1戦
第2戦
クウェートサッカー協会は2015年10月16日に、政府の干渉によって独立性が損なわれているとして、FIFAより資格停止処分を受けた[21]。この処分により、クウェートサッカー協会に所属するアル・クウェートとアル・カーディシーヤはAFCカップの参加資格を失い、予定されていた準決勝第2戦は二試合とも試合が中止となり、ジョホール・ダルル・タクジムとイスティクロルが不戦勝で決勝に進出となった[22]。
決勝
脚注
関連項目
外部リンク
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