2014年アジア5カ国対抗
2014年アジア5カ国対抗 (2014ねんアジアごかこくたいこう、英語 : 2014 Asian Five Nations )は、ラグビーユニオン のアジア5カ国対抗 の第7回目の大会。金融会社のHSBCホールディングス が特別協賛を務め、HSBC アジア5カ国対抗 2014 (2014 HSBC Asian 5 Nations )として開催。2014年 4月26日 から5月25日 にかけて、5カ国による1回戦総当たりのリーグ戦 により実施された。下位ディビジョンとの識別のため2014年アジア5カ国対抗・トップ5 (2014 Asian Five Nations Top 5 )とも呼ばれる。
この大会は2015年 のワールドカップ のアジア地区予選 (英語版 ) を兼ねており、優勝国の日本 はワールドカップの出場権を獲得、準優勝国の香港 は大陸間プレーオフ (英語版 ) に進出した[ 1] 。また優勝国の日本 と準優勝国の香港 、および3位の韓国 までの上位3カ国は、3カ国によるホーム・アンド・アウェー 方式の2回戦総当たりリーグ戦 形式に改編された2015年アジアラグビーチャンピオンシップ のトップディビジョンに残留。下位2カ国(フィリピン 、スリランカ )は2015年アジアラグビーチャンピオンシップ・ディビジョン1 に降格となった[ 2] [ 3] 。
出場国
2011年以来、3年ぶり2回目のトップ5出場となったスリランカ代表
2014年アジア5カ国対抗・トップ5の出場国は、2013年トップ5 の上位4か国(日本、韓国、香港、フィリピン)と、2013年ディビジョン1 (英語版 ) の優勝国であるスリランカ。スリランカは2013年ディビジョン1を全勝で勝ち上がり、2013年トップ5の最下位国(アラブ首長国連邦代表 )と自動入替での出場となった。
日本 (2013年トップ5、優勝)
韓国 (2013年トップ5、準優勝)
香港 (2013年トップ5、3位)
フィリピン (2013年トップ5、4位)
スリランカ (2013年ディビジョン1、優勝)
成績
7大会連続の優勝を果たした日本代表
順位決定方式[ 4]
順位決定は勝ち点 制で、次の基準により勝ち点が与えられる。勝ち点の多い国を上位とする。
各試合の勝ち点は、勝ち=5点、引き分け=3点、負け=0点 とする。
7点差以内の負けの場合、ボーナスポイントとして勝ち点1を追加する。
4トライ以上を獲得した場合、勝敗に関係なく、ボーナスポイントとして勝ち点1を追加する。
すなわち勝利時に獲得出来る最大勝ち点は、勝利(5点)+4トライ以上を獲得(ボーナスポイント1点)の計6点となる。逆に敗戦であっても、7点差以内の負け(ボーナスポイント1点)+4トライ以上獲得(ボーナスポイント1点)であれば、計2点の勝ち点(ボーナスポイント)を獲得する。
複数の国が勝ち点で並んだ場合、次の基準を順次適用して順位を決定する。
直接対決で勝利を収めている国
全試合を通じて得失点差が多い国
全試合を通じて総トライ数と失トライ数の差が多い国
全試合を通じてトライ数が多い国
全試合を通じてトライ後のゴール数が多い国
全試合を通じて得点が多い国
イエローカード が少ない国
レッドカード が少ない国
コイントス
試合結果
第1節
2014年4月26日 18:00 HKT (UTC+08 )
香港
108–0
フィリピン
香港フットボールクラブ球技場 (香港 ) レフリー: 久保修平 (日本 )
トライ: 韋漢森 2' m姚錦成 8' cビル・ブラント 14' mマシュー・ラミング (3) 31' c, 49' c, 68' cジェイコブ・フェルプス 35'謝竣恆 38' cロイド・ジョーンズ 40' cトーマス・マッコール (2) 42' c, 80' cローワン・バーティー 55' cアレキサンダー・マックイーン 59' mピーター・マッキー 64' mニコラス・ホイートリー 72' cアレキサンダー・バッドリー 78' mコンバート: クリス・マッカダム (11/16) 9', 32', 36', 39', 40', 43', 50', 55', 69', 73', 80'PK: クリス・マッカダム (2/3) 10', 26'
IRB Report HKRFU Report
第2節
2014年5月3日 15:30 PST (UTC+08 )
フィリピン
10 – 99
日本
イーグルス・ネスト・スタジアム (マニラ ) レフリー: デウィ・ローランズ (香港 )
トライ: マット・サンダーズ 5' cコンバート: オリバー・サンダーズ (1/1) 6'PK: オリバー・サンダーズ (1/2) 4'
IRB Report
トライ: ヘンドリック・ツイ (2) 1' c, 11' cヘイデン・ホップグッド (2) 18' c, 42' c藤田慶和 (3) 20' c, 39' m, 56' c五郎丸歩 27' m松島幸太朗 (2) 36' c, 47' c長江有祐 54' c内田啓介 63' c堀江恭佑 67' c木津武士 70' cジャスティン・アイブス 77' mコンバート: 五郎丸歩 (12/15) 2', 12', 19', 21', 37', 43', 48', 56', 57', 64', 68', 72'
第3節
2014年5月10日 18:00 JST (UTC+09 )
日本
132 – 10
スリランカ
名古屋市瑞穂公園ラグビー場 (愛知県 名古屋市 ) 観客数: 3,986人 レフリー: アーロン・リトルウッド (シンガポール )
トライ: 林泰基 3' mリーチマイケル (3) 6' c, 47' c, 58' c山田章仁 (2) 8' c, 27' c木津武士 (3) 11' c, 20' c, 25' c藤田慶和 15' cヘンドリック・ツイ (2) 31' c, 39' cホラニ龍コリニアシ (2) 41' c, 51' c大野均 44' m, 湯原祐希 61' m松島幸太朗 66' c堀江恭佑 71' c五郎丸歩 74' c村田大志 80' mコンバート: 五郎丸歩 (16/20) 7', 9', 12', 16', 21', 26', 28', 32', 40', 41', 47', 52', 59', 67', 72', 76'
IRB Report JRFU Report
トライ: ファジル・マリジャ 69' cコンバート: リザ・ムバラク (1/1) 70'PK: リザ・ムバラク (1/1) 65'
第4節
2014年5月17日 12:00 KST (UTC+09 )
韓国
5 – 62
日本
仁川文鶴競技場 補助競技場(仁川広域市 ) 観客数: 1,000人 レフリー: トビー・ロシアン (香港 )
トライ: 鄭演植 61' m
IRB Report ARFU Report JRFU Report
トライ: 真壁伸弥 3' mホラニ龍コリニアシ (2) 9' m, 42' cリーチマイケル 18' c山田章仁 (4) 32' c, 36' c, 45' c, 49' c菊谷崇 63' cコンバート: 五郎丸歩 (7/9) 19', 33', 36', 43', 46', 50', 64'PK: 五郎丸歩 (1/1) 23'
第5節
試合会場
最終節の日本 対香港 戦で使用された国立霞ヶ丘競技場陸上競技場 は「国立競技場 」への建て替え前の最後の公式戦となった
出典
外部リンク
出場国(2019年)
トップ3 ディビジョン1 ディビジョン2 ディビジョン3
大会
アジアラグビーチャンピオンシップ (2015–) ARC ディビジョントーナメント (2015–)
過去の大会
アジアラグビーフットボール大会 (1969–2007) アジア五カ国対抗 (2008–2014)