2010年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズでは、2010年に開催された通算8回目のレッドブル・エアレース・ワールドシリーズについて述べる。
ポール・ボノムが2度の優勝を含む、6戦全てで3位以内という好成績を修め、前年に続き総合優勝、2連覇を果たした。ハンネス・アルヒは他の4戦で優勝したが、アブダビで行われたシーズン初戦での11位という結果が響き、ボノムより4ポイント下回った。ナイジェル・ラムは3度ずつ2位と4位にランクインした。
シーズン最終戦で、大会を主催するオーストリアの現地法人、レッドブル・エアレースGmbHは、シリーズの改革と強化、商業面での発展のために、2011年の大会を中止することを発表した[1]。
パイロットと使用機
本年より、引退したマイク・マンゴールドとグレン・デルに代わって、チェコのマルティン・ソンカとブラジルのアジウソン・キンドルマンが新たに参加することとなった。
レース日程と結果
順位及び得点
順位
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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6位
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7位
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8位
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9位
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10位
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11位
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12位-15位
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予選1位
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ポイント
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12
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10
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9
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8
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7
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6
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5
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4
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3
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2
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1
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0
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1
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(*) マークは、予選第1位による追加ポイントがあったことを示す。
事故
2010年4月15日現地時間午前11時50分(3時50分〈UTC〉)頃、第2戦が行われるオーストラリア・パースのスワン川に、練習中だったブラジルのパイロット、アジウソン・キンドルマンのMXS-Rが墜落した[5]。救急隊が駆けつけたのが早かったため、ロイヤル・パース・ホスピタルへ搬送されたが、重傷ではないと診断された[2]。前日の14日に、パイロットたちは水難訓練を受けていた。
キンドルマンはブラジル国内の曲技飛行の大会のアンリミテッド・カテゴリで3度の優勝経験があり、南米から初めてエアレースに参戦した選手だった。レッドブル・エアレースの公式サイトによると、キンドルマンの曲技飛行の経験は18年、総フライト時間は11000時間以上で、曲技飛行だけでも1200時間に上り、ブラジル国内で300回以上航空ショーをこなしていた[6][7]。
カナダのウィンザーでは、予選に臨んでいたマット・ホールが危うくデトロイト川に墜落しそうになった[8]。ターン時にかかる高いGの連続で揚力を失い、再加速する前に両翼と車輪が水面につき、重大な墜落事故になりかけた[9]。ホールの機体は大きなダメージを受け本選失格となり、ニューヨークで行われる次戦も欠場した。
2010年8月17日、スペインのトレド県カサルビオス・デル・モンテで練習中だったスペインのパイロット、アレハンドロ・マクレアンが地面に墜落して死亡した[10]。
出典
外部リンク