この項目では、2005年シーズンのJリーグ ディビジョン2(J2)について述べる。
2005年シーズンのJ2のクラブ
2005年シーズンのJ2リーグのクラブは以下の通りである。J1のエクスパンションに伴い前シーズンからの降格クラブは無い一方で、ザスパ草津と徳島ヴォルティスが日本フットボールリーグから昇格、新しくJリーグに参加した。これにより関東地方には栃木県以外Jリーグのチームが参加したことになる。
- ※前年度成績=特記なきものは2004年J2のもの
レギュレーション
前シーズンと変わらず、12チームによる4回戦総当たり(各チーム44試合)の勝ち点により順位を争う。上位2クラブがJ1自動昇格となり、3位がJ1の16位とJ1・J2入れ替え戦に臨む。
スケジュール
3月5日開幕・12月3日閉幕のスケジュールで行われた。国際大会のスケジュールに合わせた大きなインターバルは設けられなかった。
リーグ概要
リーグ開幕早々から、京都が他のクラブをリード、札幌、仙台、山形、湘南、甲府、福岡、鳥栖が追いかける展開となった。この内湘南と鳥栖は前シーズンまでの不振を忘れさせるような活躍を見せ、特に鳥栖は一時期2位につけ、サッカーファンを非常に驚かせた。しかし地力で劣るこの2つのクラブはリーグ中盤以降失速。J1昇格への残る2つのイスを札幌、仙台、山形、甲府、福岡で争う事になった。
第4クールに入るとこの内、福岡が他を一歩リードして2位の座を固め始め、残る入れ替え戦に賭ける枠を札幌、仙台、山形、甲府で争う図式となった。仙台、甲府が最終節まで3位に入る可能性を残していたが、最終節で仙台が福岡に引き分けたのに対し、甲府が京都に勝利、前節まで4位だった順位を逆転して入れ替え戦に臨む事になった。
このシーズンからJリーグに参加した草津、徳島は、徳島が前シーズンまでのクラブ編成を大きく見直して、一桁の順位に付けたのに対して、前シーズンとほぼ同じクラブ編成でJリーグ1年目に臨んだ草津は、最下位に沈んだ。
なお草津は本来草津町がホームタウンであったが、草津町にJリーグ基準を満たすサッカー場がないため、名目上は「草津町・前橋市を中心とする群馬県全県」でホームタウンを設定したが、実質前橋市に移転した。また本拠地の群馬県立敷島公園県営陸上競技場がピッチの芝生張替えやスタンド改修のため前半戦(6月)まで使用できず、暫定として隣接する群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場[1] を本拠地とした。
順位表
最終更新は2005年12月3日の試合終了時
出典: J.League Data Site
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
得点順位表
2005年12月3日
出典: J. League Data
脚注
注釈
出典
- ^ 本来J2開催の場合、1万人収容以上のスタンドが必要であるが、敷島球技場は芝生席込み7000人しか収容できず、本来なら規格外である。しかしバックスタンドに鉄骨の仮設席を設けるなどをして特例として本拠地開催が認められた。
関連項目
出典