香港芸術館(ほんこんげいじゅつかん、英略称:HKMoA ) とは、香港九龍油尖旺区尖沙咀にある美術館である。香港で最初に建てられた美術館であり、また現在に至るまで香港を代表する美術館でもある。管理者は香港政府の余暇・文化事業部。 17,000点以上の芸術作品を展示しており、常設展は入場料無料。 [1]ライバルとされる民営の香港芸術中心(中国語版)とともに、香港における芸術の言説を決定づける二大美術館の一角を占める。 [2] [3]
中環の香港公園に、系列の茶具文物館(中国語版)がある。
歴史
香港芸術館の歴史は、1962年3月2日[4]に、市政局によって中環の市庁舎内に市立美術館・美術回廊が設置されたことに始まる。1975年7月にはこれが分割され、香港歴史博物館と香港芸術館が発足した。
歴史博物館は1983年[5]に九龍公園に移転した。香港芸術館は1991年に尖沙咀の香港文化中心と香港太空館(中国語版)の近く、梳士巴利道10番地の現在地に移転されるまでは、ハイブロックの8階、9階、10階、11階に入居していた。[6]現在はこれらの階には公立図書館が入っている。
1992年9月11日、クリス・パッテン香港総督によって移転後の新しい美術館が正式に発足した。
2015年8月3日、4億ドルの経費を用いて美術館を拡張・改装するため、閉館した。[7] [8] [9] その後2019年11月30日に営業を再開した。 [10]
展示品
香港芸術館は定期的に展示を変更している。展示品は主に香港や中国、世界各地の絵画や書道、彫刻である。また、他の博物館とも提携している。
1975年からは、香港の現代の芸術家の作品を集めた「香港アート・ビエンナーレ展」を開催している。2009年に、同賞は「香港コンテンポラリーアート・ビエンナーレ賞」に改称された。
アクセス
香港MTRの尖沙咀駅と尖東駅の両駅から徒歩圏内にある。また、湾仔や中環行きのフェリーが発着する尖沙咀のフェリー乗り場にも近い。
関連項目
参考資料
外部リンク