金 宇澄(きん うちょう、1952年12月18日 — )は、中華人民共和国の小説家[1]。代表作に小説『繁花』。
略歴
原籍は江蘇省蘇州で、1952年に上海市に生まれた。父は中国共産党の党員、上海市の幹部。1954年、父が失脚し、宇澄は浙江省湖州市の五七幹部学校に下放され、労働に従事する。
1969年、文化大革命の時、「知識青年」として黒竜江省嫩江の農場で労働改造を受ける。
1977年、上海に帰り、電子機器の工員の仕事に就く。その後、滬西工人文化宮で働く。
1985年に執筆活動を開始し、処女作『失落的河流』は文芸誌『萌芽(中国語版)』に掲載された。
1988年に上海作家協会に入会した。また、『上海文学』の創作組担当編集となった。
2012年、長編小説『繁花』は第9回茅盾文学賞を受賞した[2]。
日本語訳
- 「馬の声」 浦元里花訳 (火鍋子80号) 2013年
- 『繁花』上下 浦元里花訳 早川書房 2022年
映像化作品
脚注
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1980年代 - 1990年代(第1回 - 第4回) |
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第1回(1982年) | |
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第2回(1985年) |
李準『黄河東流去』/ 張潔『沈重的翅膀』(改訂版)/ 劉心武『鐘鼓楼』
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第3回(1991年) | |
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第4回(1997年) | |
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2000年代 - 2010年代(第5回 - 第10回) |
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第5回(2000年) | |
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第6回(2005年) | |
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第7回(2008年) | |
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第8回(2011年) | |
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第9回(2015年) | |
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第10回(2019年) | |
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