酒井 大祐(さかい だいすけ、1981年10月22日 - )は、日本の元男子バレーボール選手、現指導者である。
来歴
福島県原町市(現南相馬市)出身。実姉の影響で石神二小学2年よりバレーボールを始めた[1]。その後石神中、相馬高と進学し、エースとして活躍する[1]。2000年東海大へ進学し、リベロに転向する[1]。大学の同期に阿部裕太。全日本インカレでは2003年に優勝、2001年、2002年に準優勝、2000年3位に貢献した。
2004年、日本たばこ産業(JT)に入社、JTサンダーズに入団。同期に町野仁志、飯塚俊彦[2]。全日本代表に選出され、2004年ワールドリーグに出場したものの、アテネ五輪代表からは落選した[3]。同年、第53回黒鷲旗選抜大会でベストリベロ賞を受賞した。
2006年8月、JTを退社し、JTサンダーズとプロフェッショナル契約を結ぶ[3][4]。2007年には天皇杯制覇に貢献した[5]。2008年には北京五輪において再び代表候補になるも落選した[3]。同年11月末、右膝外側半月板を損傷し手術、2009年4月に復帰した[6]。2010年の世界選手権全日本メンバーに選出されている[7]。
2011年に起こった東日本大震災の際、酒井の実家や母校が被災したものの家族は無事だった[8][9]。
2014年3月16日の豊田合成戦で通算230試合出場となりVリーグ栄誉賞[10]。2013/14VプレミアリーグにおいてJT10年ぶりの準優勝、翌2014/15シーズンにはJT史上初のリーグ優勝に貢献し、2年連続でレシーブ賞、2014/15シーズンでは更にサーブレシーブ賞との2冠を達成した。ただJT側の若返り方針から、同シーズン終了後契約満了となった[11]。
2015年8月に開催された第18回アジア選手権で優勝に貢献し、自らもベストリベロ賞に輝いた[12]。同年9月、サントリーサンバーズは酒井の入団を発表した[13]。
プロ選手としてチームに影響を与え、ドイツのチームに移籍した柳田将洋を始め、藤中謙也、鶴田大樹、大宅真樹もサントリーとプロ契約を結んだ[14]。
2017年11月26日、古巣のJT戦に出場、通算出場セット数が1159となり男子のVリーグ記録を達成した[15]。
2018年、第67回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会をもって現役引退しコーチに就任[16][17]。2020年、春に大阪商業大学男子バレーボール部の監督に就任(サントリーコーチと兼任)[18]。
2021年、2020-21シーズン終了をもってサントリーを退団しジェイテクトSTINGSのコーチに就任[19][20]。
2024年、ジェイテクトを退団[21]。JTマーヴェラス(9月より大阪マーヴェラス)のコーチ就任が発表されたが[22]、監督就任予定であったダニエル・カステラーニの辞退に伴い7月に監督就任が発表された[23]。また7月をもって大阪商業大学監督を退任した[24]。
人物
球歴
全日本代表 - 2004年、2008年-
- 三大大会
- その他大会
- アジア選手権 - 2015年
- ワールドリーグ - 2004年、2008年
受賞歴
- 2004年 - 第53回黒鷲旗選抜大会 ベストリベロ賞
- 2014年 - 2013/14Vプレミアリーグ レシーブ賞、Vリーグ栄誉賞(長期活躍選手)
- 2015年
所属チーム
選手
指導者
個人成績
脚注
参考資料
関連項目
外部リンク