蓐収

蓐収
蓐收
二頭の龍に乗る蓐收。山海経より
各種表記
拼音 rùshōu
日本語読み: じょくしゅう
英文 Rushou
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蓐収(じょくしゅう)は、中国神話の神[1][2]

概説

西の神であり、金と秋をつかさどる神とされている[3][4]の顔、の爪、白い毛を持ち、を携える[2][5]。左耳にはがおり、二頭のに乗るとされる[6]少昊氏を補佐し[3]、少昊の子または少昊の叔父とも言われる。

刑罰の神でもあり[1]公の夢に現れ、天罰を暗示したが、虢公は自らを省みず、ついに虢国は滅んだという[7]

脚注

  1. ^ a b 蓐収」『精選版 日本国語大辞典』https://kotobank.jp/word/%E8%93%90%E5%8F%8E 
  2. ^ a b 「其神蓐收,蓐收者,縮也。其精白虎,虎之為言搏討也。」 — 白虎通義 巻三 五行篇
  3. ^ a b 「西方,金也,其帝少昊,其佐蓐收,執矩而治秋。」  — 淮南子 天文訓
  4. ^ 中国神話伝説ミニ事典 神様仙人編 蓐収”. 2024年1月30日閲覧。
  5. ^ 山海経 郭璞註:「金神也;人面、虎爪、白毛、執鉞。」
  6. ^ 「西方蓐收,左耳有蛇,乘兩龍。」 — 山海経 海外西経
  7. ^ 「虢公夢在廟,有神,人面白毛虎爪,執鉞立於西阿……覺,召史嚚占之,對曰:『如君之言,則蓐收也,天之刑神也,天事官成。』」 — 国語 巻八 晋語二韋昭註:「蓐收,西方白虎金正之官也。」。

関連項目