緑仙 (りゅーしぇん、Ryushen[ 4] )は、にじさんじ に所属するバーチャルライバーである。
概要
にじさんじ公式ウェブサイトによると、歌うことが大好きで、配信によって友達を作ろうとする。日本人であり、性別は非公開、本名は仙河緑[ 4] 。緑仙個人の公式ウェブサイトによると、(2022年の時点で)20歳で、血液型はA型[ 5] 。「緑仙」という名前も本名の「仙 河緑 」から取って付けられている[ 6] 。名乗りは「新緑の緑にベガルタ仙台の仙で緑仙です」[ 7] [ 8] 。僕は声もいいし顔もいい[ 1] 、と自画自賛すると同時に、友達ができないこと、コミュニケーションが苦手なことに悩んでもいる[ 2] 。友達がいない、と自称している一方で、にじさんじグループの内外を問わず交友関係は広い[ 9] [ 10] 。ベガルタ仙台 だけが好きなわけではなく、Jリーグ が好き[ 1] 。主に、歌唱動画や生配信、ゲーム実況 などを行っている[ 9] 。アニメ・漫画の知識が豊富で[ 11] 、古いアニメソングにも詳しく、主に80年代を中心に投稿している[ 12] 。
歌
2020年03月29日時点では、にじさんじの中で投稿した歌動画の数が最も多いライバーである。2018年6月から2020年3月までの間に、歌動画を100本以上投稿した[ 13] 。2020年3月の時点でアップロードされているにじさんじの歌動画のうち、およそ4割の動画で緑仙または樋口楓 (オリジナル楽曲最多ライバー)のどちらかが参加・歌唱している[ 13] 。ほかのライバーと比べると、既存曲を一人でカバーした動画が多い。コラボの歌動画では主に、後述 する『cresc.』や『le jouet』のメンバーと歌うことが多い[ 13] 。歌唱力にも一定の評価がある[ 14] [ 15] が、歌が上手いと言われたのはライバー活動をはじめてからだった、とインタビューで答えている[ 1] 。また、2021年1月には超学生 とコラボした『怪物』の歌ってみた動画を出すなど、にじさんじ外の人とのコラボも行っている[ 16] 。影響を受けた音楽は、フジファブリック 、ゆらゆら帝国 、たま など[ 9] 。
性別
例えば、男の人だと思って見てみたら女の人で、『なんだよ女かよ』と思われて応援を辞められてしまう。そういうのがすごく悔しい。男であろうと女であろうと、後悔させないぞ!という気持ちがある
[ 11] 。
性別について尋ねられて本人談
性別不詳[ 3] [ 11] 。また、非公開と表記されることもある[ 4] [ 5] 。性別 はある(無性 ではない)ものの、性別を隠したままライバー活動をしている。持ち前の中性的な声を生かし、女性的な曲も、男性的な曲も歌う[ 11] 。自分の性別をどちらかに固定するよりも、男性も女性もありうるとすることで、男女どちらへも魅力を伝えようという意図がある[ 17] 。「一日だけ異性になれたら?」という質問に対し、「今と変わらないと思います」と答えている[ 1] 。
企画
コラボレーションを数多く行っており、大人数のライバーが参加するコラボ企画の立案や全体構成をすることで知られる[ 9] [ 18] [ 15] 。にじさんじSEEDs時代には、デビュー2ヶ月目にあたる2018年8月に行われた24時間生配信企画の立ち上げと全体構成を担当した[ 2] [ 7] 。他にも、ボイスドラマ公演「憂う少女のアルカディア」では社築 とともに脚本を担当した[ 19] 。にじさんじクイズ王決定戦の企画ではQuizKnock の作問提供を受けるなど[ 20] 、にじさんじ外との交流もある。
2019年8月には、ライバー1人が30分ほど歌い、視聴者は30分ごとに次の配信へ移動するというロック・フェスティバル の慌ただしさをも再現したリレー歌配信「にじロック」を企画・参加した[ 18] [ 21] 。2021年10月30日には「NIJIROCK NEXT BEAT」が開催され、「にじロック」に参加したライバー7人が全員参加した[ 22] 。また、同じにじさんじライバーの黛灰 から立案されて企画協力を緑仙が担当した企画「にじさんじクイズ王決定戦」は、その後にじさんじ公式番組「にじクイ」へ発展した[ 11] 。
来歴
2018年
2019年
5月、YouTubeのチャンネル登録者数が10万人を突破[ 9] 。
10月2日 、「にじさんじMusic Festival」に参加。3Dモデル初披露[ 10] 。
2020年
1月24日 、音楽ユニット「Rain Drops」の一員としてメジャーデビューすることが発表された[ 27] 。
2月1日 、Lupinus Virtual Gamesのトレイラーに歌唱提供[ 28] 。
5月13日 、「Rain Drops」ファーストミニアルバム「シナスタジア」が、5月20日発表のオリコン 週間デジタルアルバムランキング初登場1位を獲得。週間DL数は0.2万であった[ 29] 。
2021年
2月14日 、自身初のとなるEP、「It’sLie」を発売[ 3] 。
10月、YouTubeのチャンネル登録者数が50万人を突破。
12月30日 、「It’sLie」収録曲「君になりたいから」が日本テレビの番組「プロジェクトV」の年末特別企画「VTuberアワード」のベストソング部門 syudouさん特別賞に選ばれる[ 30] 。
2022年
2023年
2024年
4月5日 、「神域リーグ2024」にて、「チームヘラクレス」よりドラフト一位指名を受け、出場が決定[ 38] 。
参加ユニット
同じ元SEEDs一期生のシスター・クレア とドーラ とでcresc. (クレッシェンド)という三人ユニットを組んでいる。
また、にじさんじ統合後には加賀美ハヤト と夢追翔 とでle jouet (ル・ジュエ)という三人ユニットを別に結成し、それぞれのユニットの一員として歌動画や企画動画を投稿している[ 39] [ 18] 。さらに、有閑喫茶あにまーれ (現:ななしいんく )の因幡はねる ともみどねる というユニットを組み、バーチャルYouTuberが複数人参加する企画を多く行っている[ 40] 。
2020年にはRain Drops (レインドロップス)の一員としてメジャーデビューした。ほかのメンバーは、える 、三枝明那 、ジョー・力一 、鈴木勝 、童田明治 [ 27] 。
2021年からは、アイドルの相羽ういは と、男声でも女声でも歌えるアーティストの弦月藤士郎 との三人で、アイドルグループこじらせハラスメント を結成、楽曲を発表している[ 41] 。
2023年4月より、七次元生徒会 としての活動も開始している[ 42] 。他のメンバーは、三枝明那、樋口楓 、叶 、レオス・ヴィンセント 、周央サンゴ 。
出演
テレビ番組
ラジオ
イベント・ライブ
2019年
2020年
にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow! 札幌公演(2月9日 、Zepp Sapporo )[ 49] - 御伽原江良 、童田明治 、物述有栖、シスター・クレアと共演
にじさんじランド in よみうりランド Vol.1(11月29日 よみうりランド 共演-える、鈴鹿詩子)[ 50]
みんなでかがやけくれっしぇんど!~うたえ!さわげ!おどれ!~cresc. 1st LIVE in VARK(11月7日 、VARK)[ 51]
2021年
VTuber Fes Japan 2021 DAY1(1月30日、川口総合文化センター・リリア)[ 52]
にじさんじ Anniversary Festival 2021 前夜祭 feat.FLOW(2月26日 東京ビッグサイト)- 樋口楓、剣持刀也、三枝明那、加賀美ハヤト、星川サラ、FLOWと共演
にじさんじ Anniversary Festival 2021(2月28日 東京ビッグサイト)- Rain Dropsとして出演、月ノ美兎、樋口楓と共演 [ 53]
V-Carnival(2021年4月3日 オンライン)[ 54]
にじさんじ AR STAGE "LIGHT UP TONES" DAY1(7月31日 オンライン)- 樋口楓、花畑チャイカ、町田ちま、ジョー・力一、夢追翔、レヴィ・エリファ、加賀美ハヤトと共演
TUBEOUT!FES -2021 SUMEER- (8月29日 オンライン)[ 55]
Rain Dropsファーストワンマンライブ『雨天決行』(8月26日 東京ガーデンシアター)[ 56]
NIJIROCK NEXT BEAT(10月30日、ぴあアリーナMM)- 轟京子、ジョー・力一、夢追翔、雨森小夜、加賀美ハヤト、三枝明那と共演
2022年
JAM JAM powered by smash.(3月27日、仮想ライブ空間「SHOWROOM」&都市連動型メタバース「バーチャル渋谷」)[ 57] - 相羽ういはと共演
Rain Drops セカンドワンマンライブ『SQUALL ~雨ニモマケズ/風ニモマケズ~』(4月15日 - 16日 KT Zepp Yokohama)[ 58]
2023年
緑仙 1st LIVE「Ryushen」(6月8日、KT Zepp Yokohama)[ 59]
にじさんじ5th Anniversary LIVE 「SYMPHONIA」Day1(12月23日、東京ビッグサイト) - 伏見ガク、剣持刀也、魔界ノりりむ、葉加瀬冬雪、フレン・E・ルスタリオ、レオス・ヴィンセント、レイン・パターソンと共演
ディスコグラフィー
デジタル配信楽曲
アーティスト
配信日
配信曲
出典
緑仙
2020年 5月9日[ 60]
エヴァーグリーン
[ 61]
イツライ
[ 62]
le jouet(ル・ジュエ) (緑仙 、夢追翔 、加賀美ハヤト )
P.F.M.
[ 63]
緑仙
2020年12月25日
タイト
作詞 - ぼっちぼろまる、緑仙
作曲 - Tohbami
2021年2月14日
夜明けまで
Welcome☆Greeny night
カルミアのキス
君になりたいから
2021年8月1日
藍ヨリ青ク
こじらせハラスメント
(相羽ういは、緑仙 、弦月藤士郎)
2021年10月11日
全力ブーメラン
作詞 - こじらせハラスメント
作曲 - 弦月藤士郎
インターネットは最悪
作詞 - こじらせハラスメント
作曲 - 弦月藤士郎
le jouet(ル・ジュエ) (緑仙 、夢追翔 、加賀美ハヤト )
2021年11月3日
Viking
作詞 - ぼっちぼろまる、江戸レナ
作曲 - ぼっちぼろまる
cresc.(クレッシェンド)
(シスター・クレア、緑仙 、ドーラ)
2022年4月24日
エトワール
殺屋中毒
mischief
緑仙
2022年6月20日
エンダー
ステイルメイト
殺屋中毒(Ver.緑仙)
2023年4月16日
ジョークス
2023年6月9日
WE ARE YOU
アルバム
発売日
タイトル
規格品番
収録曲
備考
1st
2023年 10月4日
パラグラム
TYCT-69262:初回限定盤A TYCT-69263/4:初回限定盤B TYCT-60207:通常盤
参加作品
発売日
商品名
歌
楽曲
備考
2019年4月24日
IMAGINATION vol.1
ドーラ 、緑仙
「Shangri-La 」
Vtuberコンビネーションアルバム
ときのそら 、おめがシスターズ 、える 、虹河ラキ 、ドーラ 、緑仙 、ロボ子さん 、樋口楓、かしこまり 、燦鳥ノム 、天神子兎音 、月ノ美兎 、富士葵
「プレパレード 」
2019年8月20日
Virtual to LIVE
月ノ美兎、静凛 、樋口楓、える 、剣持刀也、森中花咲、シスター・クレア 、緑仙 、ドーラ 、本間ひまわり、鷹宮リオン 、ジョー・力一
「Virtual to LIVE」
『にじさんじ 』1周年記念楽曲
2019年10月16日
未来茶屋 vol.2
Peno feat.ドーラ & 緑仙
「Last Resort」
2019年11月27日
にじさんじMusic MIX UP!!
ERRors(える 、夕陽リリ、緑仙 )
「愛の存在証明」
『にじさんじ』×DMM music コラボ楽曲
2020年3月18日
SMASH The PAINT!!
加賀美ハヤト 、夢追翔 、緑仙
「Playtime Magic」
『にじさんじ』オリジナルフルアルバム
2021年2月25日
PALETTE 002 – 虹色のPuddle
剣持刀也、笹木咲、樋口楓、葛葉、鷹宮リオン、緑仙 、加賀美ハヤト、三枝明那、星川サラ、シェリン・バーガンディ、フレン・E・ルスタリオ、夜見れな
「虹色のPuddle」
にじさんじ3周年記念「PALETTE」プロジェクト第二弾
葛葉、鷹宮リオン 、緑仙
2021年11月24日
Reflexion[ 64]
緑仙
「空も飛べるはず 」
にじさんじカバーソングアルバム第二弾
朝日南アカネ、緑仙
「LA・LA・LA LOVE SONG」
2022年2月2日
"LIGHT UP TONES" Live Album
樋口楓、緑仙
「IKIJIBIKI」
AR技術と生バンドの融合が話題を呼んだイベント〈LIGHT UP TONES〉のライブ音源
緑仙 、町田ちま、レヴィ・エリファ
「カナリヤ鳴く空」
樋口楓、緑仙 、花畑チャイカ、町田ちま、ジョー・力一、夢追翔、レヴィ・エリファ、加賀美ハヤト
「Wonder NeverLand」
書籍
脚注
出典
外部リンク
所属ライバー
にじさんじ
VirtuaReal
2019年デビュー
艾因
七海 (中国語版 )
光一
惑姫
弥希
阿萨
八木迪之
度人
2020年デビュー 2021年デビュー
勾檀
桃星
吉吉
轴伊 個
瑞娅
尤格
克克
暴食
2022年デビュー 2023年デビュー
伊舞
欧珀
栞栞
哎小呜
初濑
未知夜
雨纪
入福步
弥月
离枝
蜜言
漆羽
晴一
帕可
米汀
向阳
雪烛
2024年デビュー
NIJISANJI EN
2021年デビュー
エリーラ ペンドラ
フィナーナ竜宮
ロゼミ ラブロック
ペトラ グリン
エナー・アールウェット
ミリー・パフェ
遠藤霊夢
アイク・イーヴランド
ヴォックス・アクマ
ルカ・カネシロ
闇ノシュウ
2022年デビュー
アルバーン・ノックス
ファルガー・オーヴィド
サニー・ブリスコー
浮奇・ヴィオレタ
マリア マリオネット
アスター アルカディア
アイア アマレ
レン ゾット
スカーレ ヨナグニ
ドッピオ ドロップサイト
狂蘭メロコ
ヴェール ヴァーミリオン
虎姫コトカ
2023年デビュー
ユウ Q ウィルソン
ベンタクロウ ブリンガー
ヴェザリウス バンデージ
クロード クローマーク
ヴィクトリア ブライトシールド
2024年デビュー
凉舞 バレンウォート
トゥイスティー アマノザコ
クララ チャームウッド
過去に所属していた ライバー
提携VTuber
VirtuaReal Star VirtuaReal Link
安堂稻荷
魔魔マラ
茶冷
小可
鹤森
宫园凛
笙妤
舒三妈
糯依
诺莺
過去の提携VTuber
にじさんじネットワーク VirtuaReal Star VirtuaReal Link
KINGSK科科
蜜球兔
林伊
白祁
林玲
慕斯
寿寿歌
堇妃奈
素星
阿梓
伊莎贝拉
金克茜
露露娜
番組 関連項目
にじさんじ内に現在枠組みは存在しないが、便宜のため2018年末統合前・2022年4月統合前のグループやデビュー時期によって分類している。
個:個人勢出身 VZ:VOIZ出身 541:541 E&C出身 ID:NIJISANJI ID出身 KR:NIJISANJI KR出身 VTA:バーチャル・タレント・アカデミー出身。
背景色が異なるものは海外企業との合弁会社による運営。
ウィキメディア・コモンズには、にじさんじ に関するカテゴリがあります。