秋田県道61号秋田御所野雄和線(あきたけんどう61ごう あきたごしょのゆうわせん)は、秋田県秋田市を通る県道(主要地方道)である[1]。
なお、秋田市上北手御所野から秋田空港の西側・空港入口交差点の間)の区間には下記の2つのルート(本線、支線)が存在する。
概要
仁井田・御野場地区の大規模宅地造成と御所野ニュータウンの開発にともなって、新たに当路線が1994年に制定された。
街と街を結ぶ道として新しくできた市道と既存の旧・和田御所野線を直通し、秋田市南部から秋田空港へのアクセス道路など、当路線は多角的な目的がある。また、有料区間の無償化や自動車専用道路の効果、秋田南大橋開通により本荘地区からの利便性が高まり、秋田県道46号秋田空港線(旧空港道路)からとってかわる道路になった。
秋田市仁井田新田の国道13号から南へ分岐し、御野場新町で東方向へ左折、県道9号(接続可能)とJR東日本 秋田新幹線・奥羽本線と立体交差し、御所野ニュータウンの市街地を通る。秋田市総合環境センター前であきたびラインに連続・直通し、現道は左折して進路を南に変え、再び秋田新幹線・奥羽本線を交差して岩見川を渡り、あきたびラインと日本海東北自動車道 秋田空港ICに接続する。現道はここで左折し、秋田市河辺戸島字七曲下で県道62号に接続、右折(県道62号からは直進で直通)して日本海東北自動車道を立体交差ののち、さらに右折して秋田エアポートラインを通り、あきたびラインと空港南西の空港入口交差点で合流する。
路線は県道46号と合流し、さらに南下して雄物川の川岸で左へ分岐し、雄物川の東岸を南下して、秋田市雄和向野字牛首の終点で国道341号に合流する。
路線データ
- 総延長:31.540 km[4]
- 実延長 : 30.033 km[4]
- 起点 : 秋田県秋田市仁井田新田2丁目457番11(仁井田新田交差点、国道13号交点)[5]
- 終点 : 秋田県秋田市雄和向野字牛首47番1(雄和向野交差点、国道341号交点)[5]
- 通行不能区間 : なし
- 冬季閉鎖区間 : なし
歴史
路線状況
重複区間
秋田エアポートライン
秋田エアポートラインは秋田空港が移転して開港したのと同時に開通し、供用開始当時は淀川河辺有料道路(有料道路)として活用されてきた。のちに秋田県道46号秋田空港線が全線開通して有料道路の交通量が低下し、また自動車専用道路の建設に着手したことで、予定していた2010年度よりもはやく無料化された。
路線データ
道路施設
地理
交差する道路
沿線の施設
あきたびライン
あきたびラインは、秋田市上北手御所野から秋田市雄和椿川へ至る秋田県道61号秋田御所野雄和線の支線の愛称である。
秋田市中心部および秋田空港ICから秋田空港へのさらなるアクセスの向上を目的として、着工から17年を経て2011年7月29日に全線開通した[10]。全線が自動車専用道路で、起点では現道と連続しており、あきたびラインが本線の扱いになっている。
路線データ
歴史
- 1994年(平成6年)度 - 事業化。
- 2001年(平成13年)度 - 戸島ランプ - 椿台ランプ間、供用開始。
- 2004年(平成16年)4月20日 - 椿台ランプ - 空港入口交差点・終点間の供用を開始し、すでに開通している戸島ランプ(河辺郡河辺町戸島字大堤山20番5)から空港入口交差点(河辺郡雄和町椿川字小友沢67番1)までが開通する[11]。
- 2011年(平成23年)7月29日 - 起点(秋田市上北手御所野字雨池通5番58) - 戸島ランプ(秋田市河辺戸島字川苗代90番2)間が供用開始し、全線開通となる[7]。
路線状況
全線開通に合わせ、制限速度が60km/hから秋田県道でははじめて70km/hに引き上げられた。2車線の区間においても中央分離帯または一般的な高速道路の暫定2車線区間とほぼ同態様の簡易センターポールが設置されている。
なお、速度規制標識は、高速道路で用いられているような表示を可変できる電光式のものではなく、表示を変更できない金属板のものが用いられている。
また、当初、案内標識は緑色のものが用いられていたが、2004年の椿台ランプ - 空港入口交差点・終点の開通の際に、一般道用の青色のものに交換された。
冬期閉鎖区間
交通不能区間
路線バスの運行
- 秋田空港リムジンバスのうち2往復(高速経由秋田駅東口直行便)が、あきたびライン区間を経由して運行していたが、2011年6月に廃止された。
- 秋田県道9号秋田雄和本荘線から雄和市民サービスセンター前を経由していた便が、あきたびライン区間の全線開通に合わせて、2011年8月1日から全便、当路線を経由している。
地理
ランプなど
すべての交差点・ランプは秋田県道61号秋田御所野雄和線・現道と接続している。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク