『真・女神転生 NINE』(しん・めがみてんせい ナイン)は、アトラスより2002年12月5日に発売されたXbox用ゲームソフト。
「NINE」とは9番目という意味ではなく、キャラクターの持つ「LAW(秩序)- NEUTRAL(中庸)- CHAOS(混沌)」と「LIGHT(開放的・公正)- NEUTRAL - DARK(破壊的・邪悪)」という二種類の属性によって表現される3×3のマトリクス(行列)の数を表している[1]。
『真・女神転生シリーズ』の外伝的な位置付けであるが、時系列は『真・女神転生』と『真・女神転生II』の間となっている。なお、操作画面は今までの擬似3Dダンジョンからフルポリゴンに変更されている。
2003年10月23日にはプラチナコレクションとして発売された。
202X年、東京。ICBMの惨禍を辛うじて生き延びた人々は、地下都市で生活を送っていた。その苦しい現実からの逃避のため、人々は中央管理局の用意した1990年代の東京を再現した仮想空間「イデアスペース」へとダイブ(精神体の移動)をすることで、在りし日の日常生活体験にのめり込んでいった。
ここでは時々「ノイズ」と呼ばれる悪魔の姿をしたバグが発生し、利用者に危害を加えることもある。仮想空間といっても死亡もしくは重傷を負うと、ドール化という植物人間状態になるため、中央管理局はノイズの除去や治安維持を行う「デバッカー」と呼ばれる部隊を結成して対策に乗り出し、ケイもノイズに襲われた事件をきっかけに採用される。治安維持のためにさまざまな事件に遭遇するが、とある事件にてダイブした別空間にて、ノイズなどの悪魔の姿をした者はプログラム上の架空存在ではないと知らされる。それは、中央管理局の主張とは大きく異なる内容だった。
別空間から戻ってきたケイたちを待ち受けていたのは、自分たちの身体が地下都市ではなく海上都市にあると口をそろえる市民と、理由も告げずにケイたち一行の始末を試みる中央管理局だった。そしてケイたちは、別空間で過ごした短期間が現実空間では10年に相当していたことおよび、その間に洪水で地上が沈んだため海上都市が本当に建設されていたこと、そしてケイたちの本体は海底の潜水艦に移されており大洪水から逃れた事実を知る。
今までと似て非なる環境に突然置かれた形となったケイたちは、不審を抱く事態をさらに目の当たりにする。本体を持たない架空の市民「ライフゴースト」という新たな存在と、全ての市民が一斉に死亡したうえに翌日平然と暮らしていた光景であった。後者の光景は現実空間とイデアスペース空間の両方で発生しているうえ、そのような状況でも追っ手をかける中央管理局に対し、ケイの仲間の中には本格的に中央管理局と敵対する者も出る。
そして、非常事態は中央管理局にも及ぶ。かつてノイズと呼んでいた者たちよりはるかに強大な悪魔が本部に襲い掛かり、中央管理局の構成員も多くが重傷を負う。この機会にケイたちは中央管理局を相手に、一連の不審な事態の真相を尋ねるべく本部へと突入し、そこで事件の全貌を知ることとなる。地下都市で大洪水により絶滅した人類が現在生きている理由、悪魔たちがイデアスペース空間にたびたび現れる理由、本体を持たないライフゴーストがイデアスペースに必要とされている理由、そしてケイたちを執拗に始末しようとした理由に全ての疑問を紐解く答えを知らされたケイたちは、今や不自然な形で生き延びている人類と、その生存の鍵を握る中央管理局および、自分たちの未来を決める選択に迫られる。
当初はネットワーク対応と発表されていたが、2002年7月の発表でスタンドアローン版とオンライン対応版の2種類を発売する計画に改められた。
そして、2002年12月にスタンドアローン版が販売されたものの、2003年8月にXboxからのオンライン対応版が発売中止となり、今後はPCでの展開が正式に発表された。
なお、オンライン対応版を引き継ぐ形で完全新作のオンラインゲーム『真・女神転生IMAGINE』がWindows XP用のMMORPGとして開発された。
ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では、9・8・7・7の合計31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得した[2]。
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超力戦艦
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