田中 秀臣(たなか ひでとみ、1961年9月7日[要出典]- )は、日本の経済学者。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。上武大学教授。経済学修士(早稲田大学)。日本経済思想史、メディアや文化現象の経済分析、経済時論などを専門とする。リフレ派の論客[3]。
来歴
早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後に、 出版社に編集者として勤務した。その後早稲田大学大学院経済学研究科へ進む。上原一男(経済学史)が指導教官。在学中に藪下史郎に影響を受ける。博士課程を単位取得退学。経済学修士。上武大学に教員として採用され、2008年からビジネス情報学部教授に就任する。
人物
主張
AKB48について
AKB48 27thシングル選抜総選挙後のスポーツ報知の取材で「AKB48は永続的に残り続ける可能性のあるグループである。」と述べている[27]。田中は「総選挙はまさに大相撲の番付で実力(人気)で決まるから透明性が高い」「専用劇場を本拠地としているのは宝塚歌劇団と同じ」「コアなファンに支持されていることは演歌と同じ」と指摘している[27]。
田中は流行・文化は経済情勢を反映するとしており[28]、「AKB48はデフレカルチャーの中心にいる存在[29]」「(AKB48は)デフレに強いビジネスモデル[30]」と分析し、「(AKB48以外にも)特典商法は多くの歌手がやっている。歌手やビジネスに問題はない[31]」と指摘している。田中の話によれば「デフレは貨幣的現象であり、需給ギャップによって生じる。AKB48のビジネスモデルはデフレをもたらす原因ではなく、デフレの結果でしかない」「全体で数千億円単位の大きさしかないアイドル市場に日本の景気を左右する力は無い」と分析している[32]。
田中自身は「デフレ経済には文化的にあまり好ましい影響を見出していない」と述べている[33]。田中は「AKBは『会いに行けるアイドル』というコンセプトと、メンバーが成長する姿をファンが見守っていくという物語性は優れているが、消費行動が多様化した時に沈む可能性がある」と指摘している[34]。田中は2013年時点で「リフレ政策は成功してもらいたいが、AKB48をはじめとするアイドルグループには消滅してほしくない」と述べている[35]。
著書
単著
共著
編著
共編著
訳書
連載
テレビ
ラジオ
脚注
外部リンク