河北郡(かほくぐん)は、石川県(加賀国)の郡。ここでは前身にあたる加賀郡(かがぐん)についても記述する。
人口62,753人、面積130.92km²、人口密度479人/km²。(2024年6月1日、推計人口)
以下の2町を含む。
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
当初は加賀郡(かがぐん)を称した。史書において「加賀郡」の名称が確認できるのは、731年(天平3年)の「天平二年越前国正税帳」が最古である。律令制により郡制が行われる以前では、「国造本紀」に「加我国造(かがのくにのみやつこ)」が越前国に属したとの記述があり、また平城京跡からは「越前国香々郡」と記された木簡も発見されている。「かが」の名称は柳田國男が「地名の研究」で芝原という地形からきているとしているが、異論もある。
823年(弘仁14年)3月1日、江沼郡と共に分国され加賀国となった。当時は手取川以北かつ大海川以南の地域であったが、同年6月4日に、加賀郡の浅野川以南を石川郡として分置した[1]。室町時代頃から河北郡の名前が使われはじめた。
1671年(寛文11年)5月4日、河北郡は加賀郡と改称されたが[2]、1700年(元禄13年)8月21日、河北郡に戻された[3]。
*印は消滅。#1 2005年合併。
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