『氷のなかの冬ごもり』(こおりのなかのふゆごもり、原題 仏: Un hivernage dans les glaces )は、1855年に発表されたジュール・ヴェルヌの短編冒険小説。
1855年に『Musée des familles』誌に掲載され、1874年に短篇集である『オクス博士』に収録された。ヴェルヌはこの作品を皮切りに『ハテラス船長の冒険』や『氷のスフィンクス』のような極地探検の作品を著した。
ラ・ジュヌ・アルディ号はダンケルク港に3か月ぶりに帰港したが、そこには乗っているはずの船長のルイ・コルンビュットの姿はなかった。船長は遭難した船の救助の途中で行方不明になっていた。船長の父のジャン・コルンビュットは、ラ・ジュヌ・アルディ号で仲間たちと共に北極圏へ捜索に向かうが、数々の試練が一向に待ち受ける。
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