桃園市

桃園市
別称: 桃、桃市
時計回りに左上から:桃園国際空港、市内の夕景、台湾高速鉄道桃園駅小烏来瀑布石門ダム湖、大渓老街の松茂茶桟永安漁港
地図
市庁舎位置
地理
座標: 北緯24度51分0秒 東経121度13分0秒 / 北緯24.85000度 東経121.21667度 / 24.85000; 121.21667座標: 北緯24度51分0秒 東経121度13分0秒 / 北緯24.85000度 東経121.21667度 / 24.85000; 121.21667
面積: 1,220.9540 km²
各種表記
繁体字: 桃園
日本語読み: とうえん
拼音: Táoyuán
ウェード式: T'ao²-yüan²
注音符号: ㄊㄠˊㄩㄢˊ
片仮名転写: タオユエン
台湾語: Thô-hn̂g
客家語: Thò-yèn
行政
桃園市旗
桃園市章
桃園市旗
桃園市旗
桃園市徽
桃園市徽
行政区分: 直轄市
下位行政区画: 13区
桃園市長: 張善政
公式サイト: 桃園市政府
情報
総人口: 2,262,765[1] 人(2022年5月)
世帯数: 824,295 戸(2022年5月)
郵便番号: 320〜338
市外局番: 03
桃園市の木:
桃園市の花:
桃園市の鳥: 台湾藍鵲
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桃園市(タオユエン/とうえん-し)は、台湾北西部にある中華民国直轄市

台湾の空の玄関口である台湾桃園国際空港が立地し、工業地帯を抱えるため東南アジア出身の外国人労働者が多く居住している。市政府所在地は桃園区

旧・桃園市は、桃園県県轄市であった。2014年12月25日、桃園県が直轄市に昇格したため、新・桃園市の下部行政区画の桃園区となった。

南崁渓の夜景

地理

桃園市は台湾北西部の台北都市圏に隣接する台地に位置する。西北から東南にかけて市域が伸びており、東南部は海抜300m以上の丘陵地帯となっている。北部で新北市、南部で新竹県、東部で宜蘭県とそれぞれ接している。

台湾島はプレート境界上に位置していることから地震活動が非常に活発であるが、その中で桃園市は地震が最も少ない地域で、かつ地盤も強固であることから表層地盤増幅率が低くなっている。[2]

気候

ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候 (Cfa)に属する。

Taoyuan (1981–2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 19.1
(66.4)
19.6
(67.3)
22.1
(71.8)
25.7
(78.3)
29.2
(84.6)
32.0
(89.6)
34.3
(93.7)
33.8
(92.8)
31.1
(88)
27.5
(81.5)
24.2
(75.6)
20.7
(69.3)
26.6
(79.9)
日平均気温 °C°F 16.1
(61)
16.5
(61.7)
18.5
(65.3)
21.9
(71.4)
25.2
(77.4)
27.7
(81.9)
29.6
(85.3)
29.2
(84.6)
27.4
(81.3)
24.5
(76.1)
21.5
(70.7)
17.9
(64.2)
23
(73.41)
平均最低気温 °C°F 13.9
(57)
14.2
(57.6)
15.8
(60.4)
19
(66)
22.3
(72.1)
24.6
(76.3)
26.3
(79.3)
26.1
(79)
24.8
(76.6)
22.3
(72.1)
19.3
(66.7)
15.6
(60.1)
20.4
(68.7)
湿度 78.5 80.6 79.5 77.8 76.6 77.3 73 74.1 75.8 75.3 75.4 75.4 76.61
平均月間日照時間 80.6 71.3 89.6 92.6 113.7 121.7 179 188.9 153.7 124 99.4 90.7 1,405.2
出典:中央気象局[3]

行政区画

桃園市は以下の13区から構成される。

区分 名称
13 桃園区 八徳区 中壢区 平鎮区 楊梅区
蘆竹区 大渓区 亀山区 龍潭区 大園区
観音区 新屋区 復興区
名称 面積
(km2
人口 人口密度
(人/km2
桃園区 34.8046 427,815 12,292
中壢区 76.5200 390,251 5,100
平鎮区 47.7532 218,290 4,571
八徳区 33.7111 187,848 5,572
楊梅区 89.1229 161,301 1,810
蘆竹区 75.5025 155,626 2,061
大渓区 105.1206 93,388 888
龍潭区 75.2341 118,648 1,577
亀山区 72.0177 145,706 2,023
大園区 87.3925 85,667 980
観音区 87.9807 64,845 737
新屋区 85.0166 48,469 570
復興区 350.7775 10,932 31
桃園市 1,220.9540 2,108,786 1,727

(2016年1月)

歴史

桃園 Ōsono (1944)

桃園は古来は平埔族が居住する地域であり、当時は「虎茅荘」と呼ばれていた。そこに客家人が入植、住居の周囲に桃の木を植えたことから「桃仔園」と呼ばれるようになった。清朝時代の行政区分では桃澗堡と称されている。

  • 1733年台北とを連絡する亀崙山道(現在の省道1号線)が、翌年には中壢との道路が開通したことで漢人の入植が進み、また日本統治時代にも入植が奨励され、この地方の中心地として桃園市が栄えるようになった。

政治

行政

首長

歴代市長
  • 民選県長
氏名 就任 退任 備考
初代 徐崇徳 1951年5月1日 1954年6月2日 中国国民党
第2代 徐崇徳 1954年6月2日 1957年6月2日 中国国民党
第3代 張芳燮 1957年6月2日 1960年6月2日 中国国民党
第4代 呉鴻麟 1960年6月2日 1964年6月2日 中国国民党
第5代 陳長寿 1964年6月2日 1968年6月2日 中国国民党
第6代 許新枝 1968年6月2日 1972年6月2日 中国国民党
代理 李樹猶 1972年6月2日 1973年2月1日 中国国民党
第7代 呉伯雄 1973年2月1日 1976年12月20日 中国国民党
代理 翁鈐 1976年12月20日 1977年12月20日 -
第8代 許信良 1977年12月20日 1979年7月1日 -
代理 葉国光 1979年7月1日 1981年12月20日 中国国民党
第9代 徐鴻志 1981年12月20日 1985年12月20日 中国国民党
第10代 徐鴻志 1985年12月20日 1989年12月20日 中国国民党
第11代 劉邦友 1989年12月20日 1993年12月20日 中国国民党
第12代 劉邦友 1993年12月20日 1996年11月21日 中国国民党
代理 廖本洋 1996年11月21日 1997年3月28日 中国国民党
補選 呂秀蓮 1997年3月28日 1997年12月20日 民主進歩党
第13代 呂秀蓮 1997年12月20日 2000年5月20日 民主進歩党
代理 許應深 2000年5月20日 2001年12月20日 民主進歩党
第14代 朱立倫 2001年12月20日 2005年12月20日 中国国民党
第15代 朱立倫 2005年12月20日 2009年9月10日 中国国民党
代理 黄敏恭 2009年9月10日 2009年12月20日 中国国民党
第16代 呉志揚 2009年12月20日 2014年12月25日 中国国民党
  • 民選市長
氏名 就任 退任 備考
初代 鄭文燦 2014年12月25日 2018年12月25日 民主進歩党
二代 鄭文燦 2018年12月25日 2022年12月25日 民主進歩党
三代 張善政 2022年12月25日 現職 中国国民党

対外関係

姉妹都市・提携都市

国外

姉妹都市

国内

経済

桃園は台湾北部の重要な工業地帯で、台湾の製造業のトップ500社の内、200社以上が桃園に工場を設立している。

マスメディア

ラジオ

局名 周波数 識別信号 出力
Han Sheng 693KHz BEC25 10KW
Hsien Sheng 774KHz BEV88 10KW

教育

国立中央大学
中原大学
元智大学

大学

技術学院

専科学校

宗教学校

高級中学

高級職業学校

国民中学以下の学校は、下部行政区域の項目を参照の事

交通

台湾桃園国際空港
台湾高速鉄道桃園駅

空港

鉄道

高速道路

  • 高速道路1号(国道1号)
    • 林口IC - 桃園IC - 機場JCT - 内IC - 中IC - 平鎮JCT - 幼獅IC - 楊梅IC
  • 国道2号
    • 機場端 - 大園IC - 大竹IC - 機場JCT - 南桃園IC - 大湳IC
  • 国道3号(フォルモサ高速公路)
    • 大渓IC - 龍潭IC

観光

石門ダム
小人国テーマパーク
慈湖陵寢

観光スポット

  • 大渓古街
  • 慈湖陵寝蔣介石の棺が安置されている施設)
  • 石門ダム
  • 小人国テーマパーク
  • 拉拉山
  • 渓海花弁園区
  • 小烏来スカイウォーク
  • 龍潭聖蹟亭
  • 桃園神社(桃園市忠烈祠)

文化

スポーツ

桃園国際野球場
桃園市のプロスポーツのチーム
球団 分類 所属リーグ 本拠地
楽天モンキーズ 野球 中華職業棒球大聯盟 桃園青埔国際野球場

出身・関連著名人

脚注

出典

  1. ^ 中華民國內政部戶政司 (2018年5月1日). “中華民國 內政部戶政司 全球資訊網”. 中華民國內政部戶政司. 2019年11月14日閲覧。
  2. ^ 地震頻傳「台灣住哪最安全?」 眾人狂推「1縣市」連專家也認證”. 聯合新聞網 (2022年9月22日). 2024年4月23日閲覧。
  3. ^ climate”. 中央気象局. Oct 2015閲覧。

関連項目

外部リンク