|
岐阜県可児郡御嵩町にある名鉄広見線の「御嵩駅」とは異なります。 |
御嶽駅(みたけえき)は、東京都青梅市御岳本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線の駅である[1]。駅番号はJC 69。
武蔵御嶽神社や御岳山、高水三山などへのハイキングの入口である。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。6両編成分の有効長を確保している。
青梅駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)であったが、2016年4月1日より無人化された[8]。自動券売機・簡易Suica改札機が入場用1台、出場用が2台設置されている。登山客が多いため、登山計画書提出箱が設けられている[1]。
ホームは駅舎よりも一段高いところにあり、駅舎への通路は1番線の下をくぐる形となる。エレベーターなどのバリアフリー設備は設置されていない。列車は、各駅停車のほか、「ホリデー快速おくたま」号や行楽向けの臨時電車が停車する。
2019年2月15日のリニューアルオープンにより、待合室の整備がなされて情報発信スペースが追加された。また、コンコース強化とレンタルサイクルを設置した[9]。同年3月24日にリニューアルイベントを実施[11]。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
当駅始発青梅・立川方面行きの上り普通電車(平日朝の一部電車を除く)は1番線から発車する。それぞれホームに乗車口が表示されている。以前設定されていた当駅始発の「ホリデー快速みたけ」号も1番線から発車していた。
JR青梅線の前身、青梅電気鉄道の終着駅であり、ホームは広く、奥多摩方には両側に階段のある臨時降車口もあった。毎年12月31日深夜から翌1月1日未明にかけ、立川 - 御嶽間で終夜運転(初詣列車)が実施される。
2番線外に待避線が1本あり、回送電車の待避などに利用されていたが、2019年に使用停止となり、その後、廃止、撤去された。
-
改札口(2022年4月)
-
待合室(2022年4月)
-
登山計画書提出箱(2012年9月)
-
臨時降車口(2009年2月)
-
ホーム(2022年4月)
利用状況
2014年(平成26年)度の1日平均乗車人員は683人である。
近年の推移は下記の通り。
駅周辺
御嶽駅近辺には玉堂美術館、せせらぎの里美術館、御岳美術館など美術館が多い。
この地域は御岳渓谷として、多摩川と青梅街道にはさまれる形で遊歩道が整備されていて、喫茶店やギャラリーがあり、ハイキングをしたり、カヌーに興じる人たちもいる。
バス路線
都営バスの「御嶽駅前」停留所と、西東京バスの「御岳駅」停留所が設けられている。
その他
- 御岳駅 - ケーブル下間の西東京バスと御岳登山鉄道(ケーブルカー)の往復乗車券をセットにした「駅からパック」は、2010年3月31日をもって発売終了となった。
- 1985年5月、つげ義春が家族と共に訪れ、駅前の渓谷美に感動、多くの渓谷を見てきたがここ以上のものはないと絶賛している。つげはこの場所で石拾いを試みたが、のちに映画化までされた作品『無能の人』シリーズのモチーフとなった[注釈 1]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 青梅線(東京アドベンチャーライン)
- ■特別快速「ホリデー快速おくたま」(臨時列車のみ)
- 青梅駅 (JC 62) - 御嶽駅 (JC 69) - 奥多摩駅 (JC 74)
- ■各駅停車
- 沢井駅 (JC 68) - 御嶽駅 (JC 69) - 川井駅 (JC 70)
脚注
記事本文
注釈
- ^ 『無能の人』あとがき(日本文芸社)・雨の日の風景は鉄道ファンに人気である。
出典
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 東京都統計年鑑
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
御嶽駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
青梅線(東京アドベンチャーライン) |
---|
|