廣瀬 敬(ひろせ けい、1968年2月9日 – )は、日本の高圧地球科学者。ポストペロブスカイト相を発見。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻・教授。東京工業大学地球生命研究所・前所長(現在は特定教授)。福島県いわき市生まれ、千葉県柏市育ち。父は数学者の廣瀬健。
経歴
業績
2004年、120万気圧・2500度の超高圧高温環境を実験室で再現することに世界で初めて成功し、 マントル最下層の物質「ポストペロブスカイト相」を発見。
2010年、地球中心の超高圧高温環境を静的圧縮法で初めて実現。
2012−2022年、文部科学省世界トップレベル国際研究拠点(WPI)・東京工業大学地球生命研究所の初代所長。
受賞
アカデミー会員
著作物
著書
- 廣瀬敬『できたての地球―生命誕生の条件』岩波科学ライブラリー、2015年。
- 廣瀬敬『地球の中身』講談社ブルーバックス、2022年。
- 廣瀬敬 『地球を掘りすすむと何があるか』KAWADE夢新書、2022年
編著
- Kei, Hirose (ed.); John, Brodholt (ed.); Thorne, Lay (ed.) (2007). Post-Perovskite: The Last Mantle Phase Transition. Geophysical Monograph Series. American Geophysical Union. ISBN 0875904394
人物
趣味はビールを飲んで昼寝をすること[2]。4児の父。
脚注
関連項目
外部リンク