広州 (河南省)

広州(こうしゅう)は、中国にかつて存在した南北朝時代から隋代にかけて、現在の河南省中南部に設置された。広東省広州とは別行政区画である。

魏晋南北朝時代

北魏永安年間に広州が設置された。州治は魯陽県に置かれた。東魏武定年間に魯陽県が陥落すると、州治は襄城県に移された。広州は南陽郡順陽郡定陵郡魯陽郡汝南郡漢広郡襄城郡の7郡15県を管轄した[1]

隋代

605年大業元年)、により広州は廃止され、その管轄県は伊州許州淮州に移管された[2]。隋代の行政区分に関しては下表を参照。

広州の行政区画変遷
伊州 許州 淮州 蒙州
魯陽郡 南陽郡 武山郡 順陽郡 襄城郡 南襄城郡 漢広郡 定陵郡 舞陰郡 期城郡 襄邑郡
魯山県
河山県
南陽県 雉陽県
滍陽県
汝南県 襄城県
繁昌県
葉県
定南県
汝墳県 北舞県 舞陰県 臨舞県
東舞陽県
北平県 方城県
澧水県

脚注

  1. ^ 魏書』地形志二中
  2. ^ 隋書』地理志中