尺土駅

尺土駅
橋上駅舎(北望)
しゃくど
Shakudo
地図
所在地 奈良県葛城市尺土228
北緯34度30分30.84秒 東経135度43分15.83秒 / 北緯34.5085667度 東経135.7210639度 / 34.5085667; 135.7210639座標: 北緯34度30分30.84秒 東経135度43分15.83秒 / 北緯34.5085667度 東経135.7210639度 / 34.5085667; 135.7210639
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
電報略号 シト
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
2,403人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1929年昭和4年)3月29日
乗入路線 2 路線
所属路線 F 南大阪線
駅番号  F23 
キロ程 32.3 km(大阪阿部野橋起点)
F22 磐城 (1.2 km)
(1.9 km) 高田市 F24
所属路線 P 御所線
駅番号  P23 
キロ程 0.0 km(尺土起点)
* (磐城) (- km)
(2.4 km) 近鉄新庄 P24
備考 *一部列車が南大阪線へ直通
テンプレートを表示
駅東側の踏切から構内を西望。電車は右から南大阪線下り(回送)・南大阪線上り・御所線
駅東側の踏切から構内を西望。電車は右から南大阪線下り(回送)・南大阪線上り・御所線
同じ踏切から東望。左の複線が南大阪線、右へ急カーブしているのが御所線
同じ踏切から東望。左の複線が南大阪線、右へ急カーブしているのが御所線

尺土駅(しゃくどえき)は、奈良県葛城市尺土にある、近畿日本鉄道(近鉄)の。駅番号は南大阪線がF23、御所線がP23

利用可能な鉄道路線

歴史

  • 1929年昭和4年)3月29日大阪鉄道古市 - 久米寺(現在の橿原神宮前)間延伸時に開業[1]
  • 1930年(昭和5年)12月9日:南和電気鉄道の尺土 - 南和御所町(現在の近鉄御所)間開通、乗換駅となる[1]
  • 1943年(昭和18年)2月1日関西急行鉄道が大阪鉄道を合併[1]。関西急行鉄道と南和電気鉄道の駅となる(この時、旧大鉄線は天王寺線に改称)。
  • 1944年(昭和19年)
    • 4月1日:関西急行鉄道が南和電気鉄道を合併[1]。関西急行鉄道単独の駅となる(この時、旧南和電鉄線は御所線に改称[1])。
    • 6月1日:戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併[1]。近畿日本鉄道の駅となる(この時、天王寺線は南大阪線に改称)。
  • 1995年平成7年):橋上駅舎の設置により、改札口は二階に変更、南出口が新設される。
  • 1999年(平成11年)3月16日:特急の停車駅に追加される。
  • 2007年(平成19年)4月1日PiTaPa使用開始[2]

駅構造

島式2面4線のホームを持つ待避可能な橋上駅で、改札口は1ヶ所のみ。南大阪線と御所線は方向別でホームを共有している。ホーム有効長は8両分。古市寄りに引上線があり、御所線の線内折返し列車のほか、ラッシュ時に運転される橿原神宮前方面からの折返し列車が使用する。

1994年までは2面3線の国鉄型配線(下り方面が1面1線、上り方面が1面2線)であったが、この駅で上下線とも緩急接続や特急待避を行っており複雑な運用形態だった。下り本線に下り普通、上り本線に下り急行、上り待避線に上り準急が停車して、構内踏切を経由するものの下り列車の緩急接続を行い、急行が出た直後に上り特急が本線を通過するというダイヤが組まれていた。当時の駅舎は北側橿原神宮前寄りにあり(自動改札機なし)、下り方面ホームとはスロープで、上り方面ホームとは構内踏切で結ばれていた。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・2 P 御所線 - 近鉄御所方面[3]
F 南大阪線 下り 橿原神宮前吉野方面[3]
3・4 上り 大阪阿部野橋方面[3]
(御所線内折返し列車の降車ホーム)

御所線の列車は南大阪線からの直通列車も含めて1・2番線から発車するが、土休日5:43発の始発列車に限り4番線から発車している(2022年12月17日ダイヤ変更時点)[4]

配線図

近畿日本鉄道 尺土駅 鉄道配線略図

大阪阿部野橋
方面
近畿日本鉄道 尺土駅 鉄道配線略図
橿原神宮前
吉野
方面
近鉄御所方面
凡例
出典:以下を参考に作成
* 川島令三、『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第9巻 奈良・東大阪』
   ISBN 978-406-270019-1、15頁、講談社、2009


特徴

駅設備・営業面

  • 有人駅で、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。
  • 特急券および定期券は専用の自動販売機にて購入可能となっている[5]

ダイヤ面

  • 特急も含めた全定期旅客列車が停車しており、大阪阿部野橋駅からの区間急行は当駅から各駅に停車する[6]
  • 南大阪線古市駅 - 橿原神宮前駅間の途中駅では唯一の待避可能駅であるため、特急・急行と準急・普通列車の緩急接続が頻繁に行われる[6]
  • 朝と夕方以降に当駅 - 橿原神宮前駅間の普通列車が数本設定されている[6]

当駅乗降人員

近年における1日乗降人員の調査結果は以下の通り[7]

  • 2023年11月7日:4,017人
  • 2022年11月8日:3,957人
  • 2021年11月9日:3,742人
  • 2018年11月13日:4,348人
  • 2015年11月10日:4,326人
  • 2012年11月13日:4,345人
  • 2010年11月9日:4,406人
  • 2008年11月18日:4,725人
  • 2005年11月8日:4,975人

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度別一日平均乗車人員[8]
年度 1日平均
乗車人員
1990年(平成2年) 3,639
1991年(平成3年) 3,666
1992年(平成4年) 3,750
1993年(平成5年) 3,712
1994年(平成6年) 3,698
1995年(平成7年) 3,666
1996年(平成8年) 3,528
1997年(平成9年) 3,401
1998年(平成10年) 3,359
1999年(平成11年) 3,336
2000年(平成12年) 3,272
2001年(平成13年) 3,199
2002年(平成14年) 3,075
2003年(平成15年) 2,938
2004年(平成16年) 2,831
2005年(平成17年) 2,786
2006年(平成18年) 2,794
2007年(平成19年) 2,725
2008年(平成20年) 2,673
2009年(平成21年) 2,510
2010年(平成22年) 2,448
2011年(平成23年) 2,390
2012年(平成24年) 2,417
2013年(平成25年) 2,445
2014年(平成26年) 2,383
2015年(平成27年) 2,413
2016年(平成28年) 2,370
2017年(平成29年) 2,404
2018年(平成30年) 2,427
2019年(令和元年) 2,403

駅周辺

周辺は閑静な住宅街となっている。

バス路線

駅南口のロータリー付近に尺土駅前停留所が、駅北口を通る国道166号沿いに尺土北停留所がある[9]

葛城市公共バス
  • 尺土駅前
    • 環状線ルート
    • ミニバスB 長尾・疋田ルート
葛城市公共バス
  • 尺土北
    • 環状線ルート

※大和高田市コミュニティバスは当駅に乗り入れないため、市場南口停留所が最寄りとなる(当駅より北東に400メートル。国道166号の尺土交差点付近)。

隣の駅

近畿日本鉄道
F 南大阪線
急行・区間急行(区間急行は当駅から高田市方の各駅に停車)
古市駅 (F16) - 尺土駅 (F23) - 高田市駅 (F24)
準急・普通
磐城駅 (F22) - 尺土駅 (F23) - 高田市駅 (F24)
P 御所線(線内は全列車各駅に停車)
準急・普通
(南大阪線磐城駅 -) 尺土駅 (P23) - 近鉄新庄駅 (P24)
  • 行楽時に急行の一部が南大阪線から直通することがあるが、御所線内は各駅に停車する。

脚注

  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  2. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月5日閲覧 
  3. ^ a b c 駅の情報|尺土”. 近畿日本鉄道. 2021年4月22日閲覧。
  4. ^ 駅掲出時刻表 - 尺土駅 近畿日本鉄道
  5. ^ 近畿日本鉄道|駅の情報|尺土”. www.kintetsu.co.jp. 2022年2月5日閲覧。
  6. ^ a b c 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.232 - p.258・p.388 - p.413
  7. ^ 南大阪線 一日乗降人員(調査日:令和3年11月9日〔火〕) - 近畿日本鉄道
  8. ^ 奈良県統計年鑑
  9. ^ 新形態の運行概要”. 協議が調っている運行系統又は運送の区間. 葛城市. pp. 1.4-5 (2019年10月1日). 2022年7月28日閲覧。

関連項目

外部リンク