『太陽を盗め』(たいようをぬすめ、Duffy)は1968年に公開されたイギリス-アメリカ合衆国合作のコメディ・クライム映画。監督ロバート・パリッシュ。出演ジェームズ・コバーン、ジェームズ・メイソン、ジェームズ・フォックス、スザンナ・ヨーク。
1967年の報道では、元々はフランス語で「一緒に」という意味の『アベック・アベック(Avec-Avec)』というタイトルだったが、コロンビア映画が出演者の抗議を無視して映画のタイトルを変更したという[1]。
あらすじ
ステファンとダフィーの兄弟は、海運業で巨万の富を得た父カルバートに不満を抱いていた。彼らはステファンの恋人セゴリーンと、彫刻家のダフィを仲間にして、数百万ドルを積んで運ぶボート『オシリス号』をハイジャックして現金を強奪する作戦を立てる。
ステファンとセゴリーンは聖職者のふりをしてオシリス号に乗り込む。ダフィと合流すると変装して船長から金庫の番号を聞き出し、まんまと金を盗み出す。
盗んだ金は袋に詰めて紐でベルトにくくりつけ、アントニーが用意した釣船まで潜水服で泳いでたどり着き、そこからヘリコプターで脱走。金で買った死体とダイナマイトによる船の爆破で証拠を隠滅する。
金を詰めた袋を海岸に隠し、全ては成功したかに思えたが、ダフィの元に両替の交渉でてこずっているので空港に来て欲しいという内容のものと、それとは全く逆のことが書いてある、2通の手紙が届く。
不審がるダフィは、手紙に記されていた現物引き渡し予定地のホテルへ向かう。実はセゴリーンとカルバートはグルで、保険金を得た上で盗まれた金も頂いてしまおうと企んでいた。
そこでダフィは警官の前で「盗まれた金を見つけた」フリをする。ダフィは礼金を受け取ってひとり立ち去って行った。
キャスト
※日本語吹替は上記の他、1978年にオムニバスプロモーションが制作したものも存在する[2]。
スタッフ
- 監督:ロバート・パリッシュ
- 製作:マーティン・マヌリス
- 原作:ピエール・ド・ラサール/ドナルド・キャメル
- 脚本:ドナルド・キャメル/ハリー・ジョー・ブラウン・Jr/ピエール・ド・ラサール
- 撮影:オットー・ヘラー
- 音楽:アーニー・フリーマン
脚注
- ^ “The Pittsburgh Press - Google News Archive Search”. news.google.com. 2022年10月23日閲覧。
- ^ “過去の作品リスト/映画吹き替え版 1975~1979年”. オムニバスプロモーション. 2007年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月11日閲覧。
外部リンク