国際ソフトテニス連盟(こくさいそふとてにすれんめい、英語:International Soft Tennis Federation)は、韓国のソウルに本部を置くソフトテニスの国際競技連盟である。略称はISTF。国際競技連盟連合(GAISF)所属団体である。
1955年にアジア軟式庭球連盟として設立され、更なる国際的な発展を期して1973年に改称された。2021年現在、世界で65(国と地域)の国内競技連盟が加盟している。
歴史
- 1955年に日本・韓国・台湾の3カ国によって「アジア軟式庭球連盟」が設立。同連盟により1956年-1973年に3カ国対抗によるアジア選手権[1]を開催。
- 1974年、国際軟式庭球連盟創立[2]。
- 1975年、第1回世界軟式庭球選手権(現世界ソフトテニス選手権)が国際軟式庭球連盟主催、日本軟式庭球連盟主管のもと、アメリカ合衆国ハワイ州にて開催された。
- 1977年、第2回世界選手権が中華民国(台湾)台中市で開催。六カ国が参加
- 1970年代後半には欧州およびアフリカ大陸(ザイール等)への普及活動が開始された。
- 1979年、第3回世界選手権[3]が韓国テグ市で開催。
- 1981年、第4回世界選手権がアメリカ・ハワイ州ヒロ市で開催。日本連盟主管大会、初の日本開催が期待されたが、台湾問題で断念、第1回大会につづきハワイでの開催となった。
- 1983年、第5回世界選手権が台灣台中市で開催。
- 1985年、世界選手権が日本国内(名古屋市愛知県立体育館)で初開催(第6回世界選手権)。
- 1989年、第8回世界選手権が台湾で開催予定だったがキャンセル。
- 1991年、第9回世界選手権大会がソウルで開催
- 1995年、第10回世界選手権大会が岐阜で開催
- 1999年、第11回世界選手権大会が台湾林口で開催(ミックス以外の6種目)
- 2003年、第12回世界選手権大会が広島で開催。団体戦が2ダブルス1シングルスに。以降これが踏襲される。
- 2007年9月、第13回世界選手権が韓国・安城で開催。42カ国・地域が参加。史上最大の大会となった。
- 2009年ユースのための年齢別国際大会である国際ジュニアソフトテニス大会(INTERNATIONAL JUNIOR SOFT TENNIS TOURNAMENT)を初開催。[4]
- 2011年、第14回世界選手権が韓国・聞慶で開催。
- 2014年11月、第2回世界ジュニア選手権[5]がインドで開催。
- 2015年、第15回世界選手権がインド・ニューデリーで開催(7種目)。
- 2018年11月、第3回世界ジュニア選手権が韓国順天市で開催。
- 2019年10月、第16回世界選手権が中国大陸(浙江省台州市)で初めて開催。
- 2024年9月、第17回世界ソフトテニス選手権が韓国・安城で開催。31カ国・地域が参加。
- 2024年10月、第4回世界ジュニア選手権が中国で開催。
ISTF世界チャンピオン
加盟国 (地域)
アジア・オセアニア
南アジア
東南アジア
- カンボジア
- インドネシア
- ラオス
- フィリピン
- シンガポール
- タイ
- 東ティモール
- ベトナム
- マレーシア
東アジア
- 中国
- 香港
- 日本
- 大韓民国
- マカオ
- 朝鮮民主主義共和国
- 台湾
- モンギル
中央アジア
オセアニア
ヨーロッパ
- オーストリア
- バスク
- ベルギー
- デンマーク
- チェコ
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- イタリー
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ルーマニア
- ロシア
- スコットランド
- スロヴァキア
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- タジキスタン
- ウクライナ
- イギリス
北米
中南米
- アルゼンチン
- ブラジル
- コスタリカ
- ドミニカ
- キュラソー
- パナマ
- ペルー
- プエルトリコ
アフリカ
ISTFの主催する主な大会
公式大会
協賛大会
- アジアソフトテニス選手権
- アジアジュニアソフトテニス選手権
脚注
参考文献
- 遊戯社発行 日本ソフトテニス連盟編「日本庭球史 軟庭100年」
- ベースボールマガジン社発行『軟式庭球からソフトテニスへ 日本代表の全歴史』 2021年
- 大修館書店刊 日本ソフトテニス連盟編『ソフトテニス指導教本』
- 大修館書店刊 日本ソフトテニス連盟編『ソフトテニスコーチ教本』
外部リンク
注釈