名電長沢駅(めいでんながさわえき)は、愛知県豊川市長沢町音羽にある名古屋鉄道(名鉄)名古屋本線の駅である。駅番号はNH07。
概要
ホームは上下線とも4両編成対応である。無人駅であり、駅集中管理システム(管理駅は国府駅[2])が導入されている。山越えの勾配区間の途中に位置し、線路・ホームは緩やかに湾曲している。
当駅で購入は不可能だが(豊橋駅、金山駅、名鉄名古屋駅で発売)「なごや特割2平日」・「なごや特別2土休日」[3]利用可。
歴史
駅構造
4両編成対応の相対式ホーム2面2線の地上駅である。駅集中管理システムが導入されており、国府駅管理の無人駅。駅舎(改札口)は上下線で別々となっており、改札内に互いのホームを結ぶ通路はない。
現在の駅舎は駅集中管理システム導入時に建てられたものであり、それまではホームがあるだけの無人駅であった。
配線図
名電長沢駅 構内配線略図
← 豊橋方面 |
|
→ 東岡崎・ 名古屋方面 |
凡例
出典:[8] |
利用状況
- 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2023年度の1日平均乗降人員は562人である[1]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は525人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中261位、 名古屋本線(60駅)中59位であった[9]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は522人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中276位、 名古屋本線(61駅)中59位であった[10]。
『愛知県統計書』、『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号および『音羽町史』等によると、一日平均乗車人員および乗降人員の推移は以下の通りである。
一日平均乗車・乗降人員の推移
年 | 乗車人員 | 乗降人員 | 備考 |
---|
総数 | 定期 |
---|
1949(昭和24)年度 | 247 | | 507 | [11] |
1950(昭和25)年度 | 244 | | 504 | [11] |
1951(昭和26)年度 | 266 | | 540 | [11] |
1952(昭和27)年度 | 239 | | 484 | [12] |
1953(昭和28)年度 | 268 | | 529 | [11] |
1954(昭和29)年度 | 268 | | 536 | [11] |
1955(昭和30)年度 | 248 | | 495 | [11] |
1956(昭和31)年度 | 282 | | 564 | [11] |
1957(昭和32)年度 | 290 | | 580 | [11] |
1958(昭和33)年度 | | | | |
1959(昭和34)年度 | | | | |
1960(昭和35)年度 | | | | |
1961(昭和36)年度 | | | | |
1962(昭和37)年度 | | | | |
1963(昭和38)年度 | | | | |
1964(昭和39)年度 | | | | |
1965(昭和40)年度 | | | 667 | [13] |
1966(昭和41)年度 | | | 681 | [13] |
1967(昭和42)年度 | | | 702 | [13] |
1968(昭和43)年度 | | | 688 | [13] |
1969(昭和44)年度 | | | 618 | [13] |
1970(昭和45)年度 | | | 600 | [13] |
1971(昭和46)年度 | | | 576 | [13] |
1972(昭和47)年度 | | | 622 | [13] |
1973(昭和48)年度 | | | 548 | [13] |
1974(昭和49)年度 | | | 590 | [13] |
1975(昭和50)年度 | | | 609 | [13] |
1976(昭和51)年度 | | | 613 | [13] |
1977(昭和52)年度 | | | 594 | [13] |
1978(昭和53)年度 | 302 | 212 | 605 | [14][13] |
1979(昭和54)年度 | 311 | 207 | | [15] |
1980(昭和55)年度 | 334 | 226 | | [16] |
1981(昭和56)年度 | 326 | 219 | | [17] |
1982(昭和57)年度 | 324 | 210 | | [18] |
1983(昭和58)年度 | 330 | 196 | | [19] |
1984(昭和59)年度 | 340 | 201 | | [20] |
1985(昭和60)年度 | 299 | 207 | | [21] |
1986(昭和61)年度 | 288 | 204 | | [22] |
1987(昭和62)年度 | 268 | 185 | | [23] |
1988(昭和63)年度 | 273 | 188 | | [24] |
1989(平成元)年度 | 252 | 168 | | [25] |
1990(平成02)年度 | 255 | 172 | | [26] |
1991(平成03)年度 | 252 | 171 | | [27] |
1992(平成04)年度 | 260 | 173 | 522 | [28][10] |
1993(平成05)年度 | 251 | 165 | | [29] |
1994(平成06)年度 | 233 | 154 | | [30] |
1995(平成07)年度 | 234 | 157 | | [31] |
1996(平成08)年度 | 240 | 166 | | [32] |
1997(平成09)年度 | 228 | 158 | | [33] |
1998(平成10)年度 | 230 | 154 | | [34] |
1999(平成11)年度 | 209 | 143 | | [35] |
2000(平成12)年度 | 208 | 145 | | [36] |
2001(平成13)年度 | 211 | 146 | | [37] |
2002(平成14)年度 | 214 | 149 | | [38] |
2003(平成15)年度 | 229 | 161 | | [39] |
2004(平成16)年度 | 248 | 179 | | [40] |
2005(平成17)年度 | 246 | 177 | | [41] |
2006(平成18)年度 | 237 | 169 | | [42] |
2007(平成19)年度 | 228 | 159 | | [43] |
2008(平成20)年度 | 236 | 165 | | [44] |
2009(平成21)年度 | 224 | 155 | | [45] |
2010(平成22)年度 | 235 | 162 | | [46] |
2011(平成23)年度 | | | | |
2012(平成24)年度 | | | | |
2013(平成25)年度 | 267 | | 525 | [47][9] |
2014(平成26)年度 | 272 | | | [47] |
2015(平成27)年度 | 311 | | | [47] |
2016(平成28)年度 | 336 | | | [47] |
2017(平成29)年度 | 344 | | | [47][48] |
2018(平成30)年度 | 358 | | | [48] |
2019(令和元)年度 | 342 | | | [48] |
2020(令和02)年度 | 283 | | | [48] |
2021(令和03)年度 | | | 577 | [49] |
2022(令和04)年度 | | | 565 | |
2023(令和05)年度 | | | 562 | [1] |
* 千人単位からの概算値
名古屋本線の駅では加納駅、小田渕駅に次いで少ない。
駅周辺
バス路線
- 豊川市コミュニティバス
隣の駅
- 名古屋鉄道
- NH 名古屋本線
- □快速特急・■特急・■急行・■準急
- 通過
- ■普通
- 名電赤坂駅(NH06) - 名電長沢駅(NH07) - 本宿駅(NH08)
脚注
- ^ a b c “令和5年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). 名古屋鉄道. 2024年7月10日閲覧。
- ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
- ^ なごや特割2平日・なごや特割2土休日 - 名古屋鉄道(2024年2月5日閲覧)。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7号、新潮社、2008年、42頁。ISBN 978-4107900258。
- ^ 鉄道省監督局「地方鉄道、軌道事業の現況並に異動」『電気協会雑誌』第205号、日本電気協会、1939年1月、附録2頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、866頁。
- ^ a b “名電長沢(NH07)(めいでんながさわ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ a b c d e f g h 音羽町史編纂委員会(編)『音羽町史 史料編4 現代』、音羽町、2002年、710頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和29年刊行』、愛知県、1954年、331頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 音羽町史編纂委員会(編)『音羽町史 史料編4 現代』、音羽町、2002年、711頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』、愛知県、1980年、222頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、224頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、224頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、242頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、236頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、224頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、226頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、224頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、226頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、222頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、222頁
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』、愛知県、2001年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成13年度刊』、愛知県、2002年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成15年度刊』、愛知県、2004年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成16年度刊』、愛知県、2005年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成17年度刊』、愛知県、2006年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』、愛知県、2007年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成20年度刊』、愛知県、2009年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成21年度刊』、愛知県、2010年、第10章 運輸・通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成22年度刊』、愛知県、2011年、第10章 運輸・情報通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成23年度刊』、愛知県、2012年、第10章 運輸・情報通信
- ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
- ^ a b c d e 豊川市産業部商工観光課(編)『豊川市の統計 平成30年版』、豊川市、2019年、9 交通・観光
- ^ a b c d “令和3年版豊川市の統計 駅別旅客輸送状況(名鉄)” (PDF). 豊川市. 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
- ^ “令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
関連項目
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外部リンク