十三大橋(じゅうそうおおはし)は、大阪市北区中津(南岸)と同市淀川区新北野(北岸)を結ぶ、淀川に架かるアーチ橋である。淀川河口より7.0 kmに位置する。日本では珍しい5連のタイドアーチ橋である。
橋の中央部に路面電車を敷設することが可能な設計になっている。親柱のたもとに歯車をモチーフとした欄干など時代を色濃く反映した意匠などが残っている。現在、北行き片側1車線(新十三大橋がこれを補完している)、南行き片側3車線、および歩行者道が設定されている。
概要
- 形式 - 鋼タイドアーチ、ゲルバー式鋼板桁
- 橋長 - 681.2 m, 小橋 25.1 m
- 支間長 - 最大64.0 m
- 幅員 - 20.0 m
- 基礎 - ニューマチックケーソン、松杭
- 着工 - 1930年(昭和5年)1月
- 完成 - 1932年(昭和7年)1月
- 設計 - 増田淳
歴史
- 1878年 - 初代十三橋が完成。中津川に木橋での架橋、成小路村13人の共同経営の私設橋として竣工。
- 1909年5月 - 新淀川開削で鉄橋で2代十三橋が完成。
- 1932年1月 - 現在の十三大橋が完成。
- 1967年 - 十三大橋の迂回路である十三バイパスが完成
道路名
周辺施設
交通機関
- 鉄道
- バス
- 大阪シティバス・阪急バス「中津六丁目」および「十三」停留所
- シティバス39・41・43・69・92・97の各系統、阪急バス加島線(18系統)・阪北線(11・13・63系統)が当橋を通行する。
参考文献
外部リンク
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