仙石 政辰(せんごく まさとき)は、但馬国出石藩3代藩主。出石藩仙石家6代。
生涯
享保8年(1723年)8月21日、出石藩仙石家の分家で2千700石の旗本であった仙石政因の7男として生まれた。政因の父・政勝は出石藩の初代藩主・政明の補佐役を務めた。政勝は第2代藩主・政房の生母の父であることから、政辰は政房の母方の従弟にあたる。
享保17年(1732年)8月3日、政房の婿養子となる。享保20年(1735年)に養父が死去したため、家督を継いだ。藩政では財政難のため、宝暦2年(1752年)に上米を行なっており、学問の振興にも努めた。しかし明和5年(1768年)11月20日に強訴が行なわれるなど、藩政は混乱している。また寛保二年江戸洪水のために西国大名の手伝い普請に参加した。
安永8年(1779年)8月24日に出石で死去した。享年57。はじめ養子に迎えていた政芳(政房の六男)は早世したため、跡を婿養子の久行が継いだ。
系譜
- 父:仙石政因(1670-1740)
- 母:長音院 - 小山氏
- 養父:仙石政房(1673-1735)
- 正室:増子 - 須磨子、貞相院、仙石政房の娘
- 生母不明の子女
- 養子
仙石氏 出石藩3代藩主 (1735年 - 1779年) |
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