二ノ宮 敬宇(にのみや よしたか、1952年9月5日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) ・美浦トレーニングセンターに所属していた元調教師。神奈川県川崎市出身。東京農業大学卒業。
来歴
高校大学時代は馬術部に所属していた。大学時代はアメリカ競馬も見たという。大学卒業後は川崎市内でサラリーマンとして働いていた。
1978年、美浦・橋本輝雄厩舎の調教助手となり、ホースマンとしてのスタートを切る。
助手としての代表馬は1987年の東京優駿を制したメリーナイスで、同厩舎の屋台骨を支える敏腕として活躍。
1990年、調教師免許を取得し厩舎を開業する。8度目の挑戦での合格であった。
1994年、優秀調教師賞 (関東) を初めて受賞する。
1998年、第32回共同通信杯4歳ステークスをエルコンドルパサーが制しJRA重賞初勝利を挙げる。しかし積雪の影響でグレード格付けはなかった。第3回NHKマイルカップもエルコンドルパサーで制しJRAGI初勝利を挙げる。
1999年、フランスのサンクルー大賞をエルコンドルパサーが制し、日本国外GI初勝利を挙げる。
2010年、宝塚記念をナカヤマフェスタで制し、初のグランプリ制覇となる。
2014年12月14日、第66回阪神ジュベナイルフィリーズをショウナンアデラで制する。
2005年以降、中央競馬の重賞レースを13年連続で勝利している。
2018年2月28日付けで調教師を勇退することになった[1]。
調教師成績
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日付 |
競馬場・開催 |
競走名 |
馬名 |
頭数 |
人気 |
着順
|
初出走 |
1990年3月4日 |
2回福島7日3R |
3歳未勝利 |
サーペンサカエ |
16頭 |
14 |
14着
|
初勝利 |
1990年9月29日 |
4回中山7日4R |
3歳未勝利 |
ハーバーグレイス |
14頭 |
8 |
1着
|
重賞初出走 |
1992年9月20日 |
2回函館6日8R |
タマツバキ記念 |
タカラアタック |
13頭 |
11 |
6着
|
重賞初勝利 |
1998年2月15日 |
1回東京6日11R |
共同通信杯4歳S |
エルコンドルパサー |
9頭 |
1 |
1着
|
GI初出走 |
1997年11月2日 |
5回京都2日10R |
菊花賞 |
ダイワオーシュウ |
18頭 |
7 |
2着
|
GI初勝利 |
1998年5月17日 |
2回東京8日11R |
NHKマイルC |
エルコンドルパサー |
17頭 |
1 |
1着
|
主な管理馬
※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。
表彰
- 優秀調教師賞 (関東。1994年、1998年、2002年)
おもな厩舎所属者
※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。
- 堀宣行(1991年-2002年 調教助手)
- 三浦堅治(2006年-2018年 調教助手)
- 堀内岳志(2003年-2018年 調教助手)
- 鷹野宏史(2008年-2010年 騎手)
- 平野優(2010年-2017年 騎手)
脚注
- ^ 調教師12名が勇退・引退日本中央競馬会、2018年2月13日閲覧
- ^ 2015年クイーンカップレース結果 - JBISサーチ 2015年2月16日閲覧
外部リンク