亀嵩駅(かめだけえき)は、島根県仁多郡奥出雲町郡()にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅である。愛称は「少彦名命」(すくなひこなのみこと)[3]。
松本清張原作の小説・映画『砂の器』のワンシーンとして登場する駅でもある[4][5][6][7]。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。以前は相対式ホーム2面2線であったが、2番のりばの線路が撤去されて停留所構造となり、現在は駅舎側1番のりばのみ(備後落合方面に向かって左側)で運用されている。
駅舎には蕎麦屋の扇屋が営業しており[7]、乗車券販売を同店の店主に委託する簡易委託駅(木次鉄道部管理)となっている[2][11]。名物の奥出雲そばは、事前に電話予約すれば、列車到着に合わせてホームで受取ることも可能。なお、毎週火曜日は定休日である(火曜日が祝日の場合は営業)[12]。
利用状況
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[13]。
乗車人員推移
|
出典
|
年度
|
1日平均人数
|
1996
|
79
|
[14]
|
1997
|
73
|
1998
|
70
|
1999
|
65
|
2000
|
62
|
2001
|
54
|
[15]
|
2002
|
49
|
2003
|
50
|
2004
|
44
|
2005
|
41
|
2006
|
39
|
[16]
|
2007
|
35
|
2008
|
34
|
2009
|
35
|
2010
|
32
|
2011
|
33
|
[17]
|
2012
|
37
|
2013
|
39
|
2014
|
28
|
2015
|
23
|
2016
|
23
|
[18]
|
2017
|
23
|
2018
|
23
|
2019
|
22
|
2020
|
20
|
2021
|
15
|
|
駅周辺
亀嵩地区の主要施設・集落は駅から3kmほど安来側(東側)にある。なお、駅前には奥出雲交通のバス停留所がある。
小説『砂の器』
当駅は松本清張の小説『砂の器』に登場した。ただし、映画版(1974年)では実際の亀嵩駅では無く、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅で撮影された[5]。カメラマンの川又昻によれば、亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」と話している[19]。なお、テレビドラマでは亀嵩駅のロケ地は以下のとおりとなっている。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 木次線
- 出雲三成駅 - 亀嵩駅 - 出雲横田駅
脚注
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
亀嵩駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク