久下村駅(くげむらえき)は、兵庫県丹波市山南町谷川字弓貫にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である[1]。
歴史
昭和30年代までは近隣のパルプ工場の原料搬入や製品積み出しで賑わっていたが、貨物取扱廃止後に利用客が激減した。久下村駅の駅名は、山南町の元となった村名に由来する[1]。
年表
駅構造
谷川方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)[1]。以前は相対式2面2線の、交換可能な駅であり、ホームの跡も残っているが、線路が剥がされた跡には架線柱が立っている。
自動券売機[1]・乗車駅証明書発行機・トイレ・公衆電話・コールセンターへの連絡用インターホンは設置されていない。駅舎からホームまでスロープがある。
2005年から地元のボランティアが貨物の引き込み線跡に花壇などを整備して美化に努めている[1]。
-
駅舎正面(2020年6月)
-
待合室(2020年6月)
-
旧駅舎とホーム(2007年2月)
利用状況
「兵庫県統計書[9]」によると、2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は5人である[10]。
1996年度は51人であったが、旧山南町の中心に近いにもかかわらず肝心の列車の本数が少ないため、隣の谷川駅へと利用客は流れてしまった[1]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度
|
1日平均 乗車人員
|
2000年
|
41
|
2001年
|
38
|
2002年
|
32
|
2003年
|
34
|
2004年
|
37
|
2005年
|
6
|
2006年
|
7
|
2007年
|
7
|
2008年
|
6
|
2009年
|
4
|
2010年
|
5
|
2011年
|
4
|
2012年
|
5
|
2013年
|
4
|
2014年
|
4
|
2015年
|
4
|
2016年
|
3
|
2017年
|
4
|
2018年
|
4
|
2019年
|
6
|
2020年
|
5
|
駅周辺
駅付近は工場が密集する。駅西側を篠山川が流れ、その対岸には円応教本部がある。そこから西へ進むと国道175号に至るが、国道は駅からやや離れた所を通る。中学校は駅南側、市役所支所や化石博物館は駅南東側、郵便局は駅北東側にある。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 加古川線
- 船町口駅 - 久下村駅 - 谷川駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
久下村駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク