レディオ空港(レディオくうこう)とは、交通量の少ない日本の空港で航空管制官が配置されていない空港のうち、航空管制運航情報官が配置されて飛行場対空援助業務を行っている空港。
航空管制運航情報官は航空管制官と違い航空機に対し管制指示、許可を出すことはできないため、レディオ空港では飛行場管制業務が行われていない。飛行場対空援助業務では、航空管制運航情報官が航空機に滑走路・飛行場の交通情報および気象情報を提供し、その情報をもとに機長の責任で判断して離着陸などを行う。また計器飛行方式により飛行する航空機に対して管制機関(航空管制官)が出す管制承認、管制指示、管制許可を航空管制運航情報官が伝達する。
2021年10月よりレディオ空港の遠隔化として360度カメラなどを用いて、遠隔地から航空管制運航情報官が現地映像を見ながら飛行場対空援助業務をする「リモートRadio(レディオ)」が奄美空港にて実施されている[1]。将来、レディオ空港のリモート化を予定しており[2]、2021年10月1日より、リモート空港・レディオ空港のコールサインが"Radio"に統一され、用語も統一が行われているほか[2]、レディオ空港の現地機能喪失時にリモート管制を利用したバックアップ体制がとられている。
航空管制運航情報官が配置されているレディオ空港
かつてレディオ空港だった空港
脚注
関連項目