ミステリ批評家賞(Prix Mystère de la Critique)は、フランスの推理小説の賞。1972年、ジョルジュ・リーバン[注 1](Georges Rieben)とリュック・ゲスラン(Luc Geslin)により創設された。三十数名の評論家や作家がそれぞれ年間のベスト10を選び、最も得票数の多かった作品が受賞作となる。部門はフランス語作品部門と翻訳作品部門がある。
このような形式のため、一人の作家が複数回受賞することもある。フランス語部門で過去に2度受賞している作家にはアラン・ドムーゾン(1979、2001)、ティエリー・ジョンケ(1994、1999)、フレッド・ヴァルガス(1996、2000)、Jean-Hugues Oppel(1995、2006)、Pascal Dessaint(1997、2008)、Dominique Manotti(2002、2007)、Hervé Le Corre(2005、2010)がいる。3度以上受賞した作家はいない。