プレシャスカフェ

プレシャスカフェ
欧字表記 Precious Cafe[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1999年3月29日（25歳）[1]
抹消日 2007年1月12日[2]
父 ハートレイク[1]
母 エアインセンス[1]
母の父 サンデーサイレンス[1]
生国 日本の旗 日本（北海道千歳市）[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 西川清
→西川光一
[1]
調教師 小島太（美浦北）[1]
競走成績
生涯成績 24戦8勝[1]
獲得賞金 2億1214万7000円[1]
勝ち鞍
GII CBC賞 2004年
GIII シルクロードS 2005年
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プレシャスカフェ（欧字名:Precious Cafe、1999年3月29日 - ）は、日本の競走馬、種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2004年のCBC賞、2005年のシルクロードステークス。

経歴

2002年2月、東京競馬場の新馬戦でデビューし1着。秋に2勝目、4歳を迎えたばかりの2003年1月に3勝目を挙げるが骨折で長期休養を余儀なくされ、1年後の2004年1月に平場条件戦で復帰し1着、1戦挟んで福島競馬場での条件戦さくらんぼ特別1着ののち格上挑戦で札幌競馬場のオープン特別札幌日刊スポーツ杯に出走し、連勝を飾る[3]。秋を迎え、重賞初出走となったCBC賞でもメイショウボーラー、アドマイヤマックスといったメンバーを破って重賞初制覇を達成[3]。6歳を迎えた2005年も初戦のシルクロードステークスで1番人気に応えて勝利[4]。高松宮記念では1番人気に支持されたが、レースでは出遅れながらも一旦は先頭に立ったが、最後は勝ったアドマイヤマックスから約2馬身半離れた3着に敗れた[5]。以降は喉に疾患を抱えるようにもなって掲示板にも載らないレースを繰り返し、2007年のガーネットステークス15着が最後のレースとなった[6]。[7]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[7]およびnetkeiba.com[8]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭数 枠番 馬番 オッズ（人気） 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
（kg）		 勝ち馬/（2着馬）
2002.02.02 東京 3歳新馬 ダ1400m（良） 14 1 1 13.8（4人） 1着 1:26.1 (36.6) -0.1 二本柳壮 54 （ウェルシュステラ）
0000.03.31 中山 3歳500万下 芝1600m（良） 14 2 3 10.4（4人） 2着 1:34.3 (35.6) -0.2 田中勝春 55 ボールドブライアン
0000.11.24 中山 3歳上500万下 ダ1200m（良） 16 8 15 02.4（2人） 1着 1:12.4 (38.3) -0.3 L. デットーリ 55 （ウエスタンプリンス）
0000.12.14 中山 3歳上1000万下 ダ1800m（良） 16 1 1 04.9（3人） 11着 1:58.0 (40.7) -1.8 蛯名正義 55 エーピーライジン
2003.01.19 中山 初春賞 1000 ダ1200m（良） 16 2 3 07.7（2人） 1着 1:12.0 (37.5) -0.0 蛯名正義 54 （シャンハイレディ）
2004.01.10 中山 4歳上1000万下 ダ1200m（良） 16 5 9 03.0（1人） 1着 1:12.6 (38.6) -0.1 蛯名正義 57 （ヒカルトクタイセイ）
0000.02.07 東京 青梅特別 1000 ダ1400m（良） 16 3 5 03.3（2人） 7着 1:25.0 (37.0) -0.8 岡部幸雄 57 セピアメモリー
0000.06.19 福島 さくらんぼ特別 1000 芝1200m（良） 11 2 2 03.8（2人） 1着 1:07.5 (34.2) -0.3 蛯名正義 57 （リンガスハンター）
0000.08.14 札幌 札幌日刊スポーツ杯 OP 芝1200m（良） 15 4 7 04.8（2人） 1着 1:09.0 (34.9) -0.1 D. ホワイト 55 （ナムラビッグタイム）
0000.12.19 中京 CBC賞 GII 芝1200m（良） 16 6 12 06.9（4人） 1着 1:08.2 (33.9) -0.0 蛯名正義 57 （ゴールデンロドリゴ）
2005.02.06 京都 シルクロードS GIII 芝1200m（良） 16 4 8 01.9（1人） 1着 1:08.1 (33.7) -0.1 蛯名正義 58 （ギャラントアロー）
0000.03.27 中京 高松宮記念 GI 芝1200m（良） 18 6 12 01.9（1人） 3着 1:08.8 (34.9) -0.4 蛯名正義 57 アドマイヤマックス
0000.05.15 東京 京王杯スプリングC GII 芝1400m（良） 18 6 12 04.8（3人） 14着 1:21.8 (35.4) -1.5 蛯名正義 58 アサクサデンエン
0000.07.03 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m（良） 16 6 11 02.3（1人） 9着 1:09.5 (35.5) -0.5 蛯名正義 56 シーイズトウショウ
0000.10.02 中山 スプリンターズS GI 芝1200m（良） 16 4 8 14.2（4人） 9着 1:08.0 (34.2) -0.7 蛯名正義 57 サイレントウィットネス
2006.05.13 東京 京王杯スプリングC GII 芝1400m（稍） 14 7 11 37.3（10人） 13着 1:22.9 (35.2) -1.1 柴山雄一 57 オレハマッテルゼ
0000.06.11 中京 CBC賞 GIII 芝1200m（稍） 17 1 2 27.9（9人） 15着 1:10.5 (36.3) -1.5 柴山雄一 58 シーイズトウショウ
0000.07.02 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m（良） 13 3 3 33.2（9人） 8着 1:09.9 (34.7) -0.8 四位洋文 56 ビーナスライン
0000.07.16 新潟 アイビスサマーD GIII 芝1000m（良） 16 2 4 38.7（13人） 13着 0:57.7 (35.0) -2.0 小島太一 56 サチノスイーティー
0000.08.27 札幌 キーンランドC GIII 芝1200m（良） 16 4 7 68.6（11人） 7着 1:08.8 (34.5) -0.4 柴山雄一 56 チアフルスマイル
0000.09.10 中京 セントウルS GII 芝1200m（稍） 18 5 9 55.8（15人） 12着 1:09.8 (35.8) -1.2 赤木高太郎 57 シーイズトウショウ
0000.10.22 福島 福島民友C OP 芝1200m（良） 16 8 16 30.4（9人） 10着 1:08.2 (33.9) -0.7 柴山雄一 57 コパノフウジン
0000.12.24 中京 尾張S OP 芝1200m（良） 16 4 7 52.5（13人） 13着 1:08.7 (34.6) -0.7 小島太一 56 スピニングノアール
2007.01.07 中山 ガーネットS GIII ダ1200m（不） 16 2 4 64.4（13人） 15着 1:13.0 (39.3) -3.0 D. バルジュー 56 スリーアベニュー

引退後

引退後は、当初は社台ファームで乗馬になる予定と報じられたが[6]、ハートレイクの後継種牡馬として一転して種牡馬入りすることになったが、繋養先が当初予定のレックススタッドからHBA門別種馬場に変わった[2][9]。種牡馬としては初年度産駒のうち12頭が血統登録されるにとどまったが、そのうちの2頭が地方重賞勝ち馬となった[10][11][12]。2007年12月に門別種馬場を退厩して社台ファームに移った[13]。その後は乗馬に転じ、競技会に出場している[14][15]。

主な産駒

血統表

プレシャスカフェの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ヌレイエフ系
 [§ 2]
父

*ハートレイク
Heart Lake 1991
栗毛 イギリス
父の父
Nureyev 1977
鹿毛 アメリカ 		Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
父の母
My Darling One 1981
栗毛 アメリカ 		Exclusive Native Raise a Native
Exclusive
Princess Marshua Prince John
Marshua
母

エアインセンス 1995
黒鹿毛 日本 		*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
ブラウンアイボリー 1985
黒鹿毛 日本 		*ターゴワイス
Targowice 		Round Table
Matriarch
シャダイアイバー *ノーザンテースト
*サワーオレンジ F-No.8-g
母系(F-No.) サワーオレンジ(USA)系(FN:8-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer3×5=15.63%、Almahmoud5×5=6.25%、Princequillo5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16][17]


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “プレシャスカフェ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  2. ^ a b “プレシャスカフェ、一転して種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年1月12日). 2020年3月9日閲覧。
  3. ^ a b “CBC賞、プレシャスカフェ初重賞制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年12月19日). 2020年3月9日閲覧。
  4. ^ “シルクロードS、プレシャスカフェ快勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年2月6日). 2020年3月9日閲覧。
  5. ^ “高松宮記念、アドマイヤマックス差し切り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年3月27日). 2020年3月9日閲覧。
  6. ^ a b “プレシャスカフェ引退、乗馬に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年1月11日). 2020年3月9日閲覧。
  7. ^ a b “プレシャスカフェ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  8. ^ “プレシャスカフェの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年3月9日閲覧。
  9. ^ “プレシャスカフェ、HBA門別種馬場へ移動”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年1月18日). 2020年3月9日閲覧。
  10. ^ a b “ゴーディー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  11. ^ a b “ケントリュウコウ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  12. ^ “プレシャスカフェ 種牡馬情報：世代・年次別（サラ系総合）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  13. ^ “プレシャスカフェが生まれ故郷へ移動”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年12月9日). 2020年3月9日閲覧。
  14. ^ “プレシャスカフェも出場、全日本障害馬術大会が行われる”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2014年9月15日). 2020年3月9日閲覧。
  15. ^ “プレシャスカフェ”. 競技会情報. 筑波スカイラインスティーブル (2020年2月20日). 2020年3月9日閲覧。
  16. ^ a b c “プレシャスカフェ 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年3月9日閲覧。
  17. ^ a b “プレシャスカフェの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年3月9日閲覧。

外部リンク