プルーン(英: prune)は、セイヨウスモモ (Prunus domestica) のプルーン(Prunier d'ente(フランス語版))、レイヌクロード(Reine Claude、グリーンゲージ(英語版))、イエローエッグ、インペラスト(ブループラム)、ロンバード、ダムソン(英語版)、ビュレーセス(英語版)、ミラベル(Mirabel(英語版))、サンジョリアン各系統の内、果汁の少ないプルーン系統から作られる乾果または生果である。
特徴
中心の大きな種は、ほとんどの品種が、果肉と簡単に外せる。
食物繊維が豊富である。
半生状のドライフルーツや、ペースト状のプルーンシロップに加工されて食されるのが主だが、新鮮なものは生のままでも食される。
旬は7月から9月の夏季。
プレジデントは、インペラスト(ブループラム)系統で、果汁が多く生食向きである。
産地
世界的には、アメリカ合衆国のカリフォルニア州が一大産地となっている。
日本の産地
プルーンは雨により裂果が起こりやすいため、日本国内では比較的雨の少ない長野県(日本国内生産量のおよそ6割)、青森県、北海道などで栽培されている。日本国内で生産されたプルーンの多くは、生食用として出荷・消費される。
栄養素
プルーンは食物繊維が豊富であり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の双方をバランスよく含む。また、プルーンに含まれる水溶性食物繊維ペクチンは、善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善や便秘の予防・改善に役立つ。
プルーンに含まれる炭水化物の大半は、食物繊維と「ソルビトール」であり、相乗効果で、優れた整腸作用や便秘解消効果を発揮する。ソルビトールの作用は便秘薬や緩下剤の成分として使われることがあるほどである。
ポリフェノールも豊富である。
記念日
2007年7月、プルーンの日を、サンスウィート・インターナショナル日本支社が毎月26日[4]に制定。
脚注
参照
1.果樹全書モモ・スモモ農山漁村文化協会(1985.9.20)P518
2.ドメスチカスモモ-中央果樹協会domesuchika.pdf https://www.japanfruit.jp/Portals/0/images/fruit/endemic/pdf/domesuchika.pdf
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、プルーンに関するカテゴリがあります。
三基商事 - ミキプルーン
外部リンク