フェルナンド・アンドレス・ラパリーニ(西: Fernando Andrés Rapallini、1978年4月28日 - )は、アルゼンチン・ラプラタ出身のサッカー審判員。UEFA欧州選手権 (EURO) において、南米サッカー連盟 (CONMEBOL) から派遣されて審判を務めた初めての人物である。
審判としてのキャリア
2006年からプリメーラB・ナシオナルで主審を務め、2011年6月19日に行われたゴドイ・クルス対オール・ボーイズ戦でプリメーラ・ディビシオンでの初主審を担当[1]。アルゼンチン国内では、2013年[2]・2018年[3]のスーペルコパ・アルヘンティーナ、 2017年のコパ・アルヘンティーナ決勝[4]、2019年のトロフェオ・デ・カンペオネス・デ・ラ・スーペルリーガ(英語版)[5]など、数多くの大会で決勝の主審を担当した。
2014年からはCONMEBOLを通じて国際サッカー連盟 (FIFA) に国際審判員として登録され[6]、2015年6月5日に行われたチリ対エルサルバドルの国際親善試合が初の国際Aマッチ担当となった[7]。レコパ・スダメリカーナでは2015年大会(サン・ロレンソ対リーベル・プレート)では第2戦の第4審を[8]、2020年大会(フラメンゴ対インデペンディエンテ)では第2戦の主審を担当[9]。また、コパ・リベルタドーレス2020決勝・パルメイラス対サントス戦ではアシスタント・ビデオ・アシスタント・レフェリーを担当した[10]。また、コパ・アメリカ2019の主審も担当している[11]。
育成年代の国際大会では、南米U-17選手権は2015年パラグアイ大会[12] 2017年チリ大会[13]の主審を担当。また、2019年にはチリで開催された2019 南米ユース選手権で主審を担当した[14]ほか、ポーランドで開催された2019 FIFA U-20ワールドカップでも審判団の一人に名を連ねた[15][16]。
2021年4月21日、南米サッカー連盟 (CONMEBOL) と欧州サッカー連盟 (UEFA) との審判交換プログラムの一環として、2021年6月と7月にヨーロッパ全土で開催されたUEFA EURO 2020の審判員に選ばれた[17]。CONMEBOLの審判がUEFA欧州選手権の審判に選ばれたのはこれが初めてであった[18]。グループステージでは、2021年6月17日に行われたグループC・ウクライナ対北マケドニア戦(ブカレスト / アレーナ・ナツィオナラ)、6月22日に行われたグループD・クロアチア対スコットランド戦(グラスゴー / ハムデン・パーク)、および6月28日に行われたラウンド16・フランス対スイス戦(ブカレスト / アレーナ・ナツィオナラ)の合計3試合を担当した。
出典
外部リンク