ハンドボール日本男子代表は、日本ハンドボール協会によって編成される、ハンドボールの男子ナショナルチーム。
オリンピック出場6回、世界選手権出場15回を数える。世界選手権の最高位は1970年の10位。欧州以外では初開催となった1997年世界選手権は熊本県で開催され、大会入場者数は過去最多の20万7679人となり当初の目標としていた10万人を大きくクリアした。1997年5月24日(土)に行われた予選リーグ第4戦 日本対アルジェリア戦は会場であるパークドーム熊本に1万3300人もの観客が集まり、日本ハンドボール史上最多の観客数を記録した。日本代表チームは決勝トーナメントまで進出したが、1回戦で前回優勝国のフランスと対戦し、終了時間とほぼ同時の決勝ゴールを奪われ敗退する。
なお、2007年に豊田市のスカイホール豊田で開催された北京オリンピックアジア予選では3位に終わり、いったんはオリンピック出場の道が絶たれたが、この予選における審判団の中東贔屓の判定に対して日本・韓国が国際ハンドボール連盟に抗議した結果、予選結果を無効とし、やり直しとする裁定が下った(中東の笛問題)。この裁定に中東諸国が反発したため、やり直し予選は2008年に日本・代々木体育館で日本と韓国のみが参加して行われたが、日本はこれに敗退し、続く世界最終予選(開催地クロアチア)でも、日本・クロアチア・アルジェリア・ロシアの4国によるリーグ戦にて1勝2敗に終わり、北京オリンピックへの出場は叶わなかった。
常に、世界最終予選まではコマを進めながら五輪本戦出場を逃し続けてきたが2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、アジア予選(1位のみが五輪直接出場、ほかのベスト4は世界最終予選出場)のグループリーグで3位となり、アジア予選での五輪出場決定を持ち越すばかりか、世界最終予選進出もできず五輪進出が早々に消滅してしまった[1]。
2015年12月イビィツァ・リマニッチ氏以来9年ぶりの外国人監督であるカルロス・オルテガが就任する。翌2016年1月第17回アジア選手権に挑み、2016年1月16日予選リーグ初戦にて韓国に31-25で勝利する。対韓国戦の勝利は1990年7月28日米国シアトルで開催されたグッドウィルゲームズ(2001年を最後に廃止)で26-19で勝利して以来であり、2引き分けをはさみ26年間30連敗中であった。
2017年2月、1997年熊本世界選手権に出場し、2000年-2003年まで湧永製薬でプレーし日本とゆかりのあるアイスランド人のダグル・シグルドソンが監督に就任する。
2018年に代表の愛称を募集し、同年6月11日に「彗星JAPAN」を選出したことが発表された[2]。
2021年東京五輪に開催国枠として33年ぶりに五輪に出場。
2023年パリ五輪アジア予選にて36年ぶりに自力での五輪出場権を獲得する。
赤字は最下位。
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