株式会社ニチイ学館(ニチイがっかん、NICHIIGAKKAN CO.,LTD.)は、東京都千代田区にある医療・介護・教育関連企業である。社名は『日本医療事務』に由来し、介護業界最大手の企業である[1]。日本生命保険の子会社[2]。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[3]。
現在の略称は「ニチイ」だが、1980年代には当時の大手スーパー「ニチイ」(マイカルを経て現在はイオンリテールに吸収合併。当社とは一切無関係)との混同を避けるため「ニチガク」という略称を使っていた。
事業
『医療関連事業』、『ヘルスケア事業』、『教育事業』を柱に事業を展開している。医療関連事業とヘルスケア事業の人材を教育事業で育成する『教育から就業まで』と銘打つビジネスモデルにより事業を全国に拡大している。
医療関連事業では医療機関(病院・診療所・クリニック)における診療報酬請求等を行う医事業務受託事業を中心に、その他医療機関経営に対するコンサルティングを行う。
ヘルスケア事業では、介護予防から在宅系介護(訪問介護・通所介護等)、居住系介護(有料老人ホーム、グループホーム等)までのトータル介護サービスを展開。家事代行サービスや高齢者専用賃貸住宅等の介護保険外サービスも展開し、利用者のライフステージにあわせたサービス提供を目指すとしている。
教育部門では、『医療事務講座』および『ホームヘルパー講座2級課程』を中心に、医療・介護現場で役立つ各種実務講座・資格取得講座を全国で開講。2008年10月には、医師の事務作業を補助する『ドクターズクラーク』を養成する『メディカルドクターズクラーク講座』を開講している。
以前行っていた事業
2011年12月5日に英会話スクールを運営する株式会社GABAを完全子会社化し、語学事業に本格参入した[4]。 また、2012年4月10日に英会話教室「COCO塾」を開校し、2012年に全国に92校(「COCO塾jr」フランチャイズセンターを兼用)を開校し、2013年にフランチャイズ方式の幼児~高校生向けの英会話教室「COCO塾jr」の展開の他、2013年7月には原悠衣原作のテレビアニメ『きんいろモザイクシリーズ』にて英語監修を行った。2022年にNOVAホールディングスに売却。
沿革
その他
フィリピン人による家事代行サービス(サニーメイドサービス)の広告に「外国人スタッフなので気遣いは不要」という表現を書き、批判を受けたため2019年1月に謝罪[18][19]。当該広告は削除済み。
関係会社
- 株式会社東京丸の内出版
- 株式会社日本サポートサービス
- 株式会社ニチイグリーンファーム
- 株式会社日本信用リース
- 株式会社ニチイケアネット
- 株式会社ニチイケアパレス
- 株式会社ニチイふらわあ
脚注・出典
外部リンク
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