ソングス・アバウト・ジェーン

『ソングズ・アバウト・ジェーン』
マルーン5スタジオ・アルバム
リリース
録音 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス
ジャンル ロック
R&B 
レーベル オクトーン・レコード
プロデュース マット・ウォレス
チャート最高順位
  • 1位(イギリス[1]、オーストラリア[2]、ニュージーランド[3]、フランス[4]
  • 2位(オランダ[5]、デンマーク[6]、フィンランド[7]
  • 3位(カナダ、ノルウェー[8]
  • 4位(スウェーデン[9]
  • 5位(ドイツ[10]、ポルトガル[11]
  • 6位(アメリカ[12]
  • 7位(オーストリア[13]
  • 8位(ベルギー・フランデレン地域[14]
  • 9位(スペイン[15]
  • 10位(イタリア[16]
  • 12位(スイス[17]
  • 21位(日本[18]
  • 22位(ベルギー・ワロン地域[19]
ゴールドディスク
  • RIAA:4×マルチ・プラチナム[20]
  • BPI:6×プラチナム[21]
  • ARIA:5×プラチナム[22]
  • MC:3×プラチナム[23]
  • BVMI:プラチナム[24]
  • SNAP:ゴールド[25]
  • マルーン5 アルバム 年表
    ソングス・アバウト・ジェーン
    (2002年)
    1.22.03.ACOUSTIC
    2004年
    『ソングス・アバウト・ジェーン』収録のシングル
    1. 「サンデイ・モーニング」
      リリース: 2005年7月6日CD[26]
    ミュージックビデオ
    「Harder To Breathe」 - YouTube
    「This Love」 - YouTube
    「She Will Be Loved」 - YouTube
    「Sunday Morning」 - YouTube
    テンプレートを表示

    ソングズ・アバウト・ジェーン』(Songs About Jane)は、アメリカバンドマルーン5のデビュー・アルバム。日本ではBMGファンハウスから発売された(再発売はユニバーサルミュージック)。

    解説

    オクトーン・レコードと契約後の2001年後半から、プロデューサーのマット・ウォレス(Matt Wallace)とロサンゼルスでレコーディングを行った[27]

    アルバム・タイトルの「ジェーン」とはアダム・レヴィーンの元恋人の名前で、収録曲の大半が彼女について歌われている。また、「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」は、バンド「ファントム・プラネット」(Phantom Planet)のサム・ファラー(Sam Farrar)のガールフレンドのことが歌われている[28]

    「ノット・カミング・ホーム」はスタジオ・ライブ音源で、曲のビートはアリーヤの「アー・ユー・ザット・サムバディ?」(Are You That Somebody?)からインスピレーションを得て作られたという[29]

    日本盤は翌2003年7月23日に発売され、さらに2004年7月21日にはエキストラ・トラック3曲を追加収録した『ソングズ・アバウト・ジェーン スペシャル・エディション』も発売された。12月からはノエビア「ブルー・アイス」シリーズCMソングに「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」が起用され[30]、2005年にはトヨタ自動車ヴィッツ」CMソングに「サンデイ・モーニング」が起用された。

    2012年7月4日には、アルバム発売10周年を記念した『ソングス・アバウト・ジェーン<10周年記念盤>』が2枚組で発売され、未発表デモ音源や別ミックスが収録された[31]

    チャート

    アメリカでは、発売当初はほとんど注目されなかった。しかしその後、アルバム収録曲「スウィーテスト・グッドバイ」が映画『ラブ・アクチュアリーサウンドトラックに収録され、バンドとしてはミシェル・ブランチジョン・メイヤーマッチボックス・トゥエンティなどの前座を務めるツアー活動を行っていき、次第に話題となっていった。やがて、2003年8月16日付でのBillboard 200チャート92位から2004年9月4日には6位まで上昇した[32]。発売から2年以上経てのTOP10入りは音楽セールス集計機関(エーシーニールセン)の集計史上、最も長い時間をかけてTOP10入りをしたアルバムとなった[27]

    アルバムは全世界で1000万枚を突破した[33]

    収録曲

    #タイトル作詞・作曲時間
    1.ハーダー・トゥ・ブリーズ(Harder To Breathe)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    2.ディス・ラヴ(This Love)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    3.「シーヴァー」(Shiver)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    4.シー・ウィル・ビィ・ラヴド(She Will Be Loved)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル/ジェイムズ・ヴァレンタイン
    5.「タングルド」(Tangled)アダム・レヴィーン
    6.「ザ・サン」(The Sun)アダム・レヴィーン
    7.マスト・ゲット・アウト(Must Get Out)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    8.サンデイ・モーニング(Sunday Morning)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    9.「シークレット」(Secret)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    10.「スルー・ウィズ・ユー」(Through With You)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル
    11.「ノット・カミング・ホーム」(Not Coming Home)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル/ライアン・デューシック
    12.「スウィーテスト・グッドバイ」(Sweetest Goodbye)アダム・レヴィーン
    ボーナス・トラック
    #タイトル作詞作曲・編曲備考時間
    13.「ラグドール」(Ragdoll)   

    『ソングズ・アバウト・ジェーン スペシャル・エディション』

    追加収録曲
    #タイトル作詞作曲・編曲備考時間
    14.「ディス・ラヴ - Kanye West Remix」(This Love - Kanye West Remix)  カニエ・ウエストによるリミックス
    15.「ディス・ラヴ(ライヴ・アコースティック)」(This Love (Live Acoustic))  2003年1月22日にNYのザ・ヒット・ファクトリーで録音されたライヴ音源[34]
    16.「ハーダー・トゥ・ブリーズ(ライヴ・アコースティック)」(Harder To Breathe (Live Acoustic))  2003年1月22日にNYのザ・ヒット・ファクトリーで録音されたライヴ音源[34]

    『ソングズ・アバウト・ジェーン<10周年記念盤>』

    CD1は#1~#12と同じ。
    CD2
    #タイトル作詞作曲・編曲備考時間
    1.「ハーダー・トゥ・ブリーズ(デモ)」(Harder To Breathe (Demo))   
    2.「ディス・ラヴ(デモ)」(This Love (Demo))   
    3.「シーヴァー(デモ)」(Shiver (Demo))   
    4.「シー・ウィル・ビィ・ラヴド(デモ)」(She Will Be Loved (Demo))   
    5.「タングルド(デモ)」(Tangled (Demo))   
    6.「ザ・サン(デモ)」(The Sun (Demo))   
    7.「マスト・ゲット・アウト(デモ)」(Must Get Out (Demo))   
    8.「サンデイ・モーニング(デモ)」(Sunday Morning (Demo))   
    9.「シークレット(デモ)」(Secret (Demo))   
    10.「スルー・ウィズ・ユー(デモ)」(Through With You (Demo))   
    11.「ノット・カミング・ホーム(デモ)」(Not Coming Home (Demo))   
    12.「スウィーテスト・グッドバイ(デモ)」(Sweetest Goodbye (Demo))   
    13.「テイク・ワット・ユー・ウォント(デモ)」(Take What You Want (Demo))   
    14.「ラグドール(デモ)」(Ragdoll (Demo))   
    15.「ウーマン(デモ)」(Woman (Demo))  スパイダーマン2』オリジナル・サウンドトラック収録曲のデモ音源[35]
    16.「チリー・ウィンター(デモ)」(Chilly Winter (Demo))   
    17.「ザ・サン(オルタネイト・ミックス)」(The Sun (Alternate Mix))   

    クレジット

    0

    • Matt Wallace:プロデュースミキシング
    • ラス・カンケル:プロデュース on "ラグドール"
    • Mark Endert:プロダクション、ミキシング on "ディス・ラヴ"
    • Michael Barbiero:ミキシング on "ハーダー・トゥ・ブリーズ"
    • Nathaniel Kunkel:ミキシング on "ラグドール"
    • Mike Landolt:レコーディング・エンジニア
    • Posie Muliadi:アシスタント・エンジニア
    • Danny Wright:アシスタント・エンジニア
    • Michael McCoy:エンジニア、ミキシング on "デイス・ラヴ(ライブ・アコースティック)"、"ハーダー・トゥ・ブリーズ(ライブ・アコースティック)"
    • Leon Zervos:マスタリング
    • Bruce Smith:プログラミング on "ハーダー・トゥ・ブリーズ"
    • John O'Brien:プログラミング on "シーヴァー"、"サンデイ・モーニング"
    • Sam Farrar:プログラミング on "シー・ウィル・ビィ・ラヴド"

    受賞

    2004年
    2005年
    • MTV ASIA AIDS(MTV Asia Awards)「最優秀ビデオ賞」(「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」)[40]
    • 第47回グラミー賞「最優秀新人賞」[41]
    • NRJ Music Awards 2005「Révélation Internationale de l'année」、「Chanson Internationale de l'année」(「ディス・ラヴ」)[42]
    2006年

    脚注・出典

    1. ^ MAROON 5 | Artist” (英語). The Official Charts Company(OCC). 2014年7月21日閲覧。
    2. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. australian-charts.com. 2014年7月21日閲覧。
    3. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. charts.org.nz. 2014年8月10日閲覧。
    4. ^ Maroon 5 dans les charts français (albums)” (フランス語). Charts in France. 2014年7月21日閲覧。
    5. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. dutchcharts.nl. 2014年8月10日閲覧。
    6. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. danishcharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    7. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. finnishcharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    8. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. norwegiancharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    9. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. swedishcharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    10. ^ Maroon 5 | Longplay-Chartverfolgung” (ドイツ語). music line.de. メーディア・コントロール・ゲーエフカー・インターナツィオナール. 2014年7月21日閲覧。
    11. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. portuguesecharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    12. ^ Maroon 5 | Awards | AllMusic” (英語). オールミュージック. オール・メディア・ガイド. 2014年8月11日閲覧。
    13. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. austriancharts.at. 2014年8月10日閲覧。
    14. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. ウルトラトップ200アルバム. ウルトラトップ. 2014年8月10日閲覧。
    15. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. spanishcharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    16. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. italiancharts.com. 2014年8月10日閲覧。
    17. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. シュヴァイツァー・ヒットパラーデ. 2014年8月10日閲覧。
    18. ^ ソングス・アバウト・ジェーン スペシャル・エディション”. ORICON STYLE. 2014年8月10日閲覧。
    19. ^ Maroon 5 - Songs About Jane”. ウルトラトップ200アルバム. ウルトラトップ. 2014年8月10日閲覧。
    20. ^ Gold & Platinum Searchable Database” (英語). アメリカレコード協会(RIAA). 2014年7月23日閲覧。
    21. ^ Certified Awards” (英語). 英国レコード産業協会(BPI). 2014年7月23日閲覧。
    22. ^ ARIA Charts - Accreditations - 2005 Albums” (英語). ARIAチャート(ARIA). 2014年7月24日閲覧。
    23. ^ Gold/Platinum” (英語). Music Canada. 2014年7月24日閲覧。
    24. ^ Gold-/Platin-Datenbank” (ドイツ語). 音楽産業連邦協会 (ドイツ)(BVMI). 2015年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月24日閲覧。
    25. ^ Notre Base de Données” (フランス語). 全国音楽出版組合 (フランス). 2014年7月24日閲覧。
    26. ^ サンデイ・モーニング”. ORICON STYLE. 2014年8月10日閲覧。
    27. ^ a b Mitch Michaels (2007年5月27日). “Maroon 5 - It Won’t Be Soon Before Long Review” (英語). 411mania.com. 2014年7月23日閲覧。
    28. ^ 2004年8月に、ファンクラブの会員とチャットをした時のジェイムス・ヴァレンタインの発言を参照。サムはこの曲でプログラマーとしてクレジットされている
    29. ^ Christian Hoard "Maroon5's White Funk" Archived 2008年6月22日, at the Wayback Machine. 2004年5月19日 ローリング・ストーン
    30. ^ CM情報”. ノエビア. 2014年7月21日閲覧。
    31. ^ マルーン5のデビュー作『Songs About Jane』が発売10周年記念エディションで再発”. amass (2012年5月30日). 2014年8月10日閲覧。
    32. ^ Maroon5 Discography - Songs about Jane” (英語). Billboard.com. ビルボード. 2006年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月23日閲覧。
    33. ^ マルーン5『ソングス・アバウト・ジェーン』 全世界で1000万枚を売り上げたデビューアルバム”. 47NEWS. 全国新聞ネット (2010年9月29日). 2014年8月12日閲覧。
    34. ^ a b ライブ・アルバム『1.22.03.ACOUSTIC』にも収録されている。
    35. ^ SPIDER-MAN2”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2014年7月21日閲覧。
    36. ^ 2004 MTV Video Music Awards” (英語). 2004 MTV VMAs. MTV (2004年8月29日). 2014年7月24日閲覧。
    37. ^ 2004 World Music Awards Winners” (英語). ビルボード (2004年9月16日). 2014年7月23日閲覧。
    38. ^ MTV Europe Awards 2004: The winners” (英語). BBCニュース. 英国放送協会 (2004年11月18日). 2014年8月11日閲覧。
    39. ^ 2004 Billboard Music Awards Winners” (英語). ビルボード (2004年12月8日). 2014年7月23日閲覧。
    40. ^ フーバスタンク、アシュリー他MTVアジア賞”. BARKS (2005年2月7日). 2014年8月23日閲覧。
    41. ^ a b Maroon 5” (英語). GRAMMY.com. ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス(NARAS). 2014年7月22日閲覧。
    42. ^ NRJ Music Awards 2005 - NMA.fr” (フランス語). NRJ Music Awards. 2014年8月26日閲覧。

    外部リンク