スティーヴン・バーコフ(Steven Berkoff、本名:レスリー・スティーヴン・バークス、Leslie Steven Berks、1937年8月3日 - )は、イギリスの俳優、劇作家、演出家。
来歴
イーストエンド・オブ・ロンドンのステップニー生まれ。両親はルーマニア出身のユダヤ人(もとの姓はBerkovitch)[2][3]。ロンドンとパリで演劇やパントマイムを学んだのち、22歳でデビュー。
映画、テレビドラマでは悪役が多く、特に『007 オクトパシー』、『ビバリーヒルズコップ』、『ランボー/怒りの脱出』の悪役は強烈な印象を残したほか、ハーマン・ウォーク原作の小説をテレビドラマ化した『戦争と追憶』ではアドルフ・ヒトラーを演じた。
一方、舞台では俳優のほかに脚本、演出もこなし、『変身』、『マクベス』で高い評価を受けた。
日本での舞台公演も多く、1992年の東京・天王洲アイル内にあるアートスフィアのこけら落とし公演『変身』も演出した(主演は宮本亜門)[4]。
主な出演作品
映画
公開年 |
邦題 原題 |
役名 |
備考
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1966 |
紀元前3万年の女 Slave Girls |
ジョン |
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1971 |
ニコライとアレクサンドラ Nicholas and Alexandra |
パンクラトフ |
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時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange |
トム |
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1975 |
バリー・リンドン Barry Lyndon |
Lord Ludd |
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1981 |
アウトランド Outland |
セーガン |
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1983 |
007 オクトパシー Octopussy |
オルロフ将軍 |
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1984 |
ビバリーヒルズ・コップ Beverly Hills Cop |
ヴィクター・メイトランド |
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1985 |
ランボー/怒りの脱出 Rambo: First Blood Part II |
ポドフスキー |
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アンダーワールド Underworld |
Hugo Motherskille |
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レボリューション めぐり逢い Revolution |
ジョーンズ |
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1986 |
ビギナーズ Absolute Beginners |
The Fanatic |
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プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン Under the Cherry Moon |
シャロン |
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1988 |
リオの逃亡者 Prisoner of Rio |
ジャック・マクファーランド |
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1990 |
ザ・クレイズ/冷血の絆 The Krays |
ジョージ・コーネル |
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1992 |
イントルーダーズ/第四の遭遇 Intruders |
アディソン |
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1995 |
フェア・ゲーム Fair Game |
イリア・カザク大佐 |
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1997 |
ナインハーフ2 Love in Paris |
ヴィットリオ・ダシルヴァ |
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1998 |
レジョネア 戦場の狼たち Legionnaire |
スティンカム司令官 |
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2001 |
騎馬大王アッティラ/平原の支配者 Attila |
ルーア |
テレビ映画
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2002 |
スティール Riders |
サタイヤン |
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ナイン・デッド・ゲイ・ガイズ 9 Dead Gay Guys |
ジェフ |
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2004 |
ブリティッシュ・ギャングスター Charlie |
チャーリー・リチャードソン |
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トリコロールに燃えて Head in the Clouds |
チャールズ |
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2005 |
ダークソード/処刑人 The Headsman |
宗教裁判官 |
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ナチス・ホロコーストの戦慄 Dievu miskas |
Commandant Hoppe |
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2006 |
アガサ・クリスティー ミス・マープル2 親指のうずき Marple: By the Pricking of my Thumbs |
フレディ・エクルズ |
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2008 |
トップ・ランナー The Flying Scotsman |
Ernst Hagemann |
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2010 |
ツーリスト The Tourist |
レジナルド・ショー |
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2011 |
ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo |
ディルク・フルーデ |
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2012 |
モンスター・ナイト Strippers vs Werewolves |
フレット |
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2013 |
REDリターンズ Red 2 |
コッブ |
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2016 |
白い闇の女 Manhattan Night |
ホッブス |
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テレビシリーズ
脚注
外部リンク