ジョアン・ベーロ級フリゲート

ジョアン・ベーロ級フリゲート

NRP コマンダンテ・ジョアン・ベーロ (F480)
艦級概観
艦種 フリゲート
就役期間 1967年2008年
前級 アフォンソ・デ・アルブケルケ級
次級 バルトロメウ・ディアス級
(旧蘭カレル・ドールマン級)
性能諸元
排水量 満載:2,250t
全長 102.7m
全幅 12m
吃水 4.4m
機関 SEMT ピルスティク12PC2.2 V400 ディーゼル×4基, 2軸(16,000hp
速力 最速 24.5ノット
乗員 180人
兵装 Mle.53 100mm単装砲 2基
Mod.1958 40mm単装機関砲 2基
324mm3連装短魚雷発射管 2基
C4I 海軍戦術情報システム
SEWACO-FD+リンク 11
レーダー DRBV22A 対空捜索
DRBV50 低空警戒・対水上
デッカ1226 航法
DRBC32C 射撃指揮
ソナー SQS-510 船底装備式
電子戦 ARBR10 ESM装置
Mk 36 SRBOC チャフフレア発射機

ジョアン・ベーロ級フリゲート (ポルトガル語: Fragata classe Comandante João Belo) はポルトガル海軍フリゲートである。コマンダン・ジョアン・ベーロ (Comandante João Belo) とも。

概要

本級は、フランスのコマンダン・リヴィエル級フリゲートの設計を採用している。建造はフランスで行なわれ、4隻が就役した。1970年代植民地ポルトガル海上帝国)が相次いで独立を宣言し、植民地戦争を戦っていたころは、アフリカ沿岸に出撃している。

1990年代中盤には近代化改修が行なわれた。この改修は下記の内容を含んでいた。

なお、艦載機の運用設備(ハンガーおよび飛行甲板)の設置も考慮されていたが、コスト面の問題から、最終的に断念された。

3番艦「コマンダン・ロベルト・イヴァンス」(F482)が事故によって早期退役した以外は、3隻ともにゼロ年代の中盤ないし後半まで就役を継続したのち、オランダより購入した中古のカレル・ドールマン級フリゲートによって代替されて、2008年までに運用を終了した。退役艦のうち2隻(1番艦および4番艦)はウルグアイ海軍において再就役している。

同型艦
 ポルトガル海軍 退役/再就役後
# 艦名 起工 進水 就役 退役 再就役先 # 艦名 就役 退役 その後
F480 コマンダン・ジョアン・ベーロ
Comandante João Belo
1965年
9月6日
1966年
3月22日
1967年
7月1日
2008年 ウルグアイ海軍 ROU 01 ウルグアイ
Uruguay
2008年
4月8日
2022年
8月12日
F481 コマンダン・エルメネヒルド・カペロ
Comandante Hermenegildo Capelo
1966年
5月13日
1966年
11月29日
1968年
4月26日
2004年 予備役編入されている。
F482 コマンダン・ロベルト・イヴァンス
Comandante Roberto Ivens
1966年
12月13日
1967年
8月11日
1968年
11月23日
1998年 NATOの演習中にタンカーと衝突、大破。艦齢を考慮して、修復されずに退役した。
F483 コマンダン・サカデュラ・カブラル
Comandante Sacadura Cabral
1967年
8月18日
1968年
3月15日
1969年
7月25日
2008年 ウルグアイ海軍 ROU 02 コマンダンテ・ペドロ・キャンベル
Cte. Pedro Campbell
2008年
4月8日
2015年
12月
スクラップとして廃棄。

外部リンク

参考文献