ジュゼッペ・ジェンティーレ(Giuseppe Gentile、1943年9月4日 ‐ )は、イタリア・ローマ出身の元陸上競技選手。三段跳の元世界記録保持者。1968年メキシコシティオリンピックの銅メダリストである。
経歴
1968年10月16日、メキシコシティオリンピック男子三段跳の予選で17m10の世界新記録を樹立し、ポーランドのヨゼフ・シュミットが持つ従来の記録を8年ぶりに7cm更新した。勢いは止まらず、翌日の決勝でも1回目の跳躍で17m22の世界新記録を樹立し、1回目の跳躍を終えた時点で唯一の17m超えでトップに立った。2回目の跳躍を終えた時点でもトップに立ち、このまま優勝かと思われたが、ソビエト連邦のヴィクトル・サネイエフが3回目の跳躍で17m23、ブラジルのネルソン・プルデンシオが5回目の跳躍で17m27、ヴィクトル・サネイエフが6回目の跳躍で17m39と世界新記録が3回も飛び出し、結局ジェンティーレはヴィクトル・サネイエフ(17m39)、ネルソン・プルデンシオ(17m27)に次ぐ銅メダルに終わった[1][2]。
自己ベスト
- 記録欄の( )内の数字は風速(m/s)を意味する。
主要大会成績
映画出演
脚注
外部リンク
記録
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先代 ヨゼフ・シュミット (17m03) 1960年8月5日
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男子三段跳 世界記録保持者 (17m10 - 17m22) 1968年10月16日 - 1968年10月17日
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次代 ヴィクトル・サネイエフ (17m23) 1968年10月17日
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