ショートショートは、1920年代中頃にアメリカの雑誌『コスモポリタン』で考え出された形式である。コスモポリタン誌は、上質紙のカラーページが雑誌前半にあり、ここに小説の冒頭を載せ、小説の途中で「○○ページにつづく」として雑誌後半へ誘導していた。読者は途中で読むのを中断される上に紙質の悪いページに移動しなければならないので、あまり好ましい掲載方法ではなかった。そこで編集長は途中で中断せずに済むような短い小説を載せることを考えた。サマセット・モームに執筆を依頼し短い作品を連載したところ評判になった(モームの連載作品は『コスモポリタンズ』という短編集になっている[5]。)。その他の雑誌、新聞もこれを真似するようになり、短編より短い形式が広まった。はじめは「ショートショート・ストーリー(英: short short story)」と呼ばれていたが、次第にショートショート(英: short-short)と呼ばれるようになった。フレドリック・ブラウンがこの形式を得意とした。
Thomas, James; Thomas, Denise; Hazuka, Tom, eds. (1992-07-17), Flash Fiction: 72 Very Short Stories (Paperback ed.), W. W. Norton & Company, ISBN978-0-393-30883-9 - 750語以下の長さから成る72の超短編小説集。
Thomas, James; Shapard, Robert, eds. (2006-08-17), Flash Fiction Forward: 80 Very Short Stories (Paperback ed.), W. W. Norton & Company, ISBN978-0-393-32802-8 - 750語以下の長さから成る80の超短編小説集。