『サラリーマン専科』(サラリーマンせんか)は、東海林さだおによる日本の漫画。『週刊現代』(講談社)にて連載中。
これを原作とした映画が3作公開されている。
概要
1969年1月1日号より連載開始[1]。東海林の作品の中では『タンマ君』に次ぐ長期間の連載作品となっており、2010年3月6日号で連載2000回を突破した。単行本はこれまでに4度刊行されているが、近年は刊行されていない。
これといった突出した才覚もない、平凡なサラリーマンの日常をギャグを交えて描いた作品で、高度経済成長期に掲載され『フジ三太郎』と共にサラリーマン漫画の先駆けとなった作品である[2]。1話が11コマで、ストーリーの繋がりは無く、登場人物が毎回異なり、会社での出来事からプライベートでの出来事を描いた回が存在する。
単行本リスト
映画
1995年から1997年にかけて、松竹より釣りバカ日誌に代わり『男はつらいよ』の同時上映作品として映画が3作公開された。現在はいずれもDVD化されていない。
サラリーマン専科
1995年12月23日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎紅の花』。1996年にVHS化。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、梶浦政男
- 原作・題字:東海林さだお
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 音楽:渡辺剛
- 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
- 照明:中村裕樹
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:佐々江智明
- ドック・トレーナー:宮忠臣
- 現像:IMAGICA
- 製作者:佐生哲雄
- プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、高橋信仁
キャスト
- ほか
サラリーマン専科 単身赴任
1996年12月28日公開。1997年にVHS化。
同時上映は当初『男はつらいよ』第49作『寅次郎花へんろ』の予定で撮影地も決定していたが、撮影前に渥美清が死去、急遽『虹をつかむ男』に変更された。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
- 原作・題字:東海林さだお
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 音楽:渡辺剛
- 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
- 照明:渡邊孝一
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:桜井宏明、佐々江智明
- 現像:IMAGICA
- 製作者:佐生哲雄
- プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、矢島孝
キャスト
新サラリーマン専科
1997年11月22日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』。1998年にVHS化。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
- 音楽:重実徹
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 照明:中須岳士
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:大谷幸夫
- 企画協力:藤原審爾(「初夢」より)
- ロケ協力:福井放送、三方町
- 製作者:幸甫、山本久
- プロデューサー:秋葉千晴、森重晃、岩田均、白石千江男
- 製作:松竹、アミューズ
キャスト
脚注
- ^ 『週刊現代』2010年3月6日号 講談社
- ^ 真実一郎『サラリーマン漫画の戦後史』 洋泉社
外部リンク
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